サラリーマンの読書

読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

タグ:柚月裕子


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こんな人にオススメ
・主人公の成長を楽しみたい
・リアルなストーリーが好き
・一気読みしたい


あらすじ・内容
ケースワーカーの山川が殺された
新人職員の牧野聡美は彼の後を継ぎ
生活保護世帯の訪問支援の担当になる
仕事熱心で人望も厚い山川だったが
受給者を訪ねるうちに不審な点に気づく・・
生活保護の闇に迫る、渾身のミステリー!


 


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ネタバレ・感想
柚月作品はまず、心理描写が丁寧
ストーリーもリアリティがあるので
感情移入しながらサクサク読める

本作は生活保護の闇を焦点にしている
新人職員の聡美は山川の仕事を引き継ぐ
生活保護受給者を訪問していくと
不審な点がどんどん浮かび上がる
生活保護の不正受給疑惑や貧困ビジネス、
ヤクザの関与や医療機関の不正関与など
かなりリアリティがあって読みごたえアリ

当初はケースワーカーの仕事が嫌だったが
終盤は責任感や使命感を持った職員へ
聡美の真面目な性格に好感が持てた
同僚の小野寺もなんだかんだでいいキャラ
事件の真相にケースワーカーの立場から
迫っていくコンビも良かった

若林刑事は目つきや口は悪いが
熱い信念を持ったいい刑事だった
聡美の緊急事態にはやや暴走していたが
迅速で的確な指揮を取っていた!
若林の判断が無ければ聡美は殺されていた
魅力的な刑事だったので続編が見たい

ミステリー要素もあり良かった
山川の高級腕時計などミスリードも
推理しながら読むには面白かった
終盤のハラハラした展開は一気読み
最後は未来に希望を持たせる終わり方で
読み終えた後は爽快感があり良かった


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こんな人にオススメ
・丁寧な心理描写を楽しみたい
・一気読みしたい
・どんでん返しが好き


あらすじ・内容
家事と育児に追われる高村文絵は
ある日、中学の同級生、加奈子に再開
加奈子から化粧品ビジネスに誘われる
大金と生き甲斐を手にしたが・・・
鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として
突然逮捕されてしまう
無実を訴える文絵だが加奈子が姿を消し、
詐欺容疑まで掛かってしまう
全ては文絵の虚言なのか!?
消えた加奈子の正体は!?
戦慄の犯罪小説


 



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ネタバレ・感想
柚月裕子は「臨床心理」「慈雨」に続き
3作品目でした
やはり、心理描写が丁寧に書かかれている
文絵の目線、刑事の秦の目線どちらも
リアリティがあり感情移入しやすい


家事や育児に追われている主婦の文絵
中学時代の同級生の加奈子に化粧品ビジネス
に誘われ大金と生き甲斐を手に入れた
しかし、騙され殺人事件の容疑者に・・・
文絵の取調べが進むにつれて
文絵には子供がいない事が発覚する
このあたりから続きが気になり一気読み

事件の真相を握る加奈子を追うが、
加奈子は数年前に亡くなっており
犯人が加奈子になりすましていた!
サングラスの女は誰なのか?

ATMの振込明細書から糸口を見つけ
秦と菜月の粘り強い捜査で真相に近づく
この秦と菜月のコンビが良い
続編があれば菜月の成長を描いて欲しい


他人になりすまして犯罪を繰り返す犯人
リアル過ぎて怖かった
文絵がはめられる過程も恐ろしい
中山七里の「嗤う淑女」みたいだった

甘い話には罠がある
タイトルの意味に納得した
読みごたえがあり面白い作品でした


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こんな人にオススメ
・心理描写を楽しみたい
・緻密に作り込まれた話を読みたい
・正義感が溢れる話が好き



あらすじ・内容
警察官を定年退職した神場は妻の香代子
とお遍路の旅に出る
旅の途中で幼児殺人事件を知り
それが16年前、自身が捜査した事件と
酷似していた事に動揺する
16年前の事件では犯人は逮捕されたが
冤罪の可能性も否定できず、
神場の心に悔恨を残していた

かつての部下を通して捜査に関わり出し
真実を追いながら過去と向き合う
様々な思いが交錯する慟哭のミステリー!


 
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ネタバレ・感想
臨床真理に次いで2作目の柚月作品
この人は心理描写が丁寧に描かれていて
話や登場人物も作り込まれている
真相に近づくに連れてページをめくる手
が止まらず一気読み!


主人公の神場は寡黙だか正義感が強い
周囲からも信頼されていた
こんな上司の元で働きたいと思った
神さんに「踏ん張れ」と言われたい

また、妻の香代子も天真爛漫で明るく
人の良さがにじみ出ている
心理描写が丁寧なので感情移入できた


16年前の幼児殺人事件は冤罪の可能性が
あり、その事を退職した後も苦しんでいた
お遍路の旅の途中で16年前の事件に
酷似した幼児殺人事件を知る
16年前逮捕された犯人は服役中であり
胸騒ぎが止まらず捜査に関していく


過去の事件の捜査をかつての部下であり
娘の恋人である緒方に託す

犯人は誰なのか?
16年前の事件と同一犯か!?
同一犯であれば冤罪が確定する


捜査を指揮するかつての同僚、鷲尾も
神場と同じように全てを捨ててでも
過去の過ちと向き合おうとする
もし、自分が同じ立場にいるなら悪夢を
見ようが安定した生活を守ってしまう
彼らは本当に強い人間だと思う


終盤で娘の幸知と緒方の結婚を反対していた
神場が結婚を許す電話のシーンは感動!

「緒方はいいやつだ」
「男としても、刑事としても~」
「安心して、あいつについていけ」
「話はそれだけだ」

幸知も普段、電話で話さない父に驚く
家族の愛を感じて読みながら潤んだ


捜査はお遍路と並行して進んでいく
道中に出会った少年のミニカーをヒントに
事件は進展して真相が見えてくる


お遍路の終盤での天気雨は優しい慈雨
神場の心情を表していた

人生においてもいい事ばかりでない
しかし、辛い事があるからこそ
嬉しい事や楽しい事がある
些細な事にも幸せを感じる事が出来る


話も作り込まれており面白かった
他の柚月作品も読みたくなりました
【慈雨】は映画化して欲しいなー



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こんな人にオススメ
・スリリングな展開が好き
・心理描写を楽しみたい
・一気読みしたい




あらすじ・内容
臨床心理士の佐久間美帆は藤木司という
20歳の青年を担当することになる
司は人の感情が色で分かる「共感覚」を
持つ不思議な青年だった
司は福祉施設に入所していた少女、彩の
死は自殺ではないと主張する
美帆はその主張を信じる事が出来なかったが
司の治療の為にもと調査をはじめる
友人の警察官、栗原と捜査を進めていくと
恐る恐る事実が明らかになる・・・

驚愕のサスペンスミステリー!
柚月祐子の「このミス大賞」受賞作品!


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ネタバレ・感想
彩が手首を切って救急搬送されている
シーンから物語は始まる
声の色が見える「共感覚」の司と
臨床心理士の美帆を中心に話が進んでいく
序盤から話に引き込まれ一気読み


新米臨床心理士の美帆は患者の司の為と
一生懸命に捜査を進めていく
捜査をしていくと彩がいた障害者施設に
不審な点がどんどん出てくる

捜査する美帆が危なっかしい
警察官の友人がいて本当によかった
栗原がいなかったら絶対に死んでる


障害者施設の施設長、安藤の死から
黒幕は誰かと推理にも熱が入っていく
話の内容は障害者施設の影をテーマ
にしており重々しかったが
テンポよく展開するので読みやすい


USB解読作業で部屋に二人きりのシーン
では怖すぎて本当にハラハラした
ドキドキしながら読み進めた
黒幕は予想できたが面白かった


患者一人一人と深く向き合うのは難しく
理想と現実は違う問題も考えさせられた
美帆は司に対して真摯に向き合っており
いい臨床心理士になると思った


エピローグはいい話でほっこりした
厳しく口うるさい内田はいい人で

「そこは素直に認めます
 あなたも辛かったでしょう
 よくがんばりましたね」

この言葉で美帆も救われたと思う
実は優しいく思いやりのある人だった
内田の真意が分かり納得できた



ラストの司が退院するシーンも感動した

司  「おれと別れるの、寂しいだろ」
美帆 「とんでもない~ほっとするわ」

こんなやりとりが出来る程の
信頼関係が出来上がっていた
もちろん、美帆の声の色は赤(嘘)
司は僅かに微笑み無言でタクシーに乗る


柚月祐子は初めて読んだが
心理描写が丁寧で良かった
デビュー作でこの出来は凄い
他の作品も読んでみたくなりました


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