サラリーマンの読書

読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

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こんな人にオススメ
・婚姻の枷に悩んでる人
・リアリティな話が好き
・一気読みしたい


あらすじ・内容
ある晩、夫が急死する。これで嫁を卒業
できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を
抱えて次々と押し寄せる。愛人の発覚、
墓問題、介護の重圧・・・
自由の身のハズががんじがらめな生活
そんな夏葉子の日々を変えたのは
意外な人物と姻族関係終了届だった!?
婚姻の枷に苦しむ全ての人に贈る逆転小説!







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ネタバレ・感想
タイトルが気になり手を取った1冊
読み始めると先の展開が気になり一気読み
夫の不倫疑惑や嫁姑問題に終始すると
思いきや、夏葉子の成長の物語だった
住宅ローンが夫名義だったので◎
晴れて自由の身かと思いきや甘くない



・仏壇がある為に他人が部屋に上がりこむ
・姑は合鍵を持っていて勝手に家に入る
・夫の浮気疑惑発覚(後に違うと分かる)
・夫の親族からいいように使われる


う~ん、金銭的心配は少ないとはいえ
この状況はキツすぎる
主人公の夏葉子はストレスかかっていた
そんな中、実家の母親に愚痴を電話で
伝えたが、話の相手は父親だった!
夏葉子は実家に帰省し、父親に相談する
そこで父親が放った言葉が・・・





「夏葉子はつぶしてもいい人間なんだよ」





一瞬意味が分からなかった(?_?)

父親曰く、夏葉子は面倒見がよく、誠実、
相手の気持ちを優先してくれる
頼りになるタイプで庇護の対象じゃない
周りに便利屋のようにいいように使われる
やさしいだけではダメだという事


それから、夏葉子は「姻族関係終了届」を出し
義父母とは事実上、縁が切れる事になる
父親は長崎まで来て頼りになるし格好いい
こんな父親になりたいと思った


恋愛ネタもあって良かった
夏葉子はじゆ工藤と恋愛を楽しむ
真理描写も丁寧に描かれているので
感情移入しながら読むことができた
ヒモ体質なのと便利に使われたので
一瞬で冷め関係を終了させる
工藤を切り捨てるシーンは爽快でした!



親友の千亜紀の存在も大きい
いつも夏葉子を支えて素敵な存在
こんな友達が欲しいと思った


今後も長崎で暮らす選択した夏葉子
義実家と全く関わらない訳ではなく
適度な距離で接する事を決意する
ラストは優しい気持ちにさせてくれます
リアリティがあり面白い1冊でした

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・一気読みしたい
・どんでん返しが好き


あらすじ・内容
婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内
衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを
作中で殺してしまう
ファンからは罵倒の嵐だったが
その中に里美の死を予知する手紙があった
送り主の神崎とは何者なのか?
本当に予知能力などあるのか?
失われれた恋人への狂おしい想いの果てに
陣内がたどり着く予測不能の真実
最後の1ページではどんでん返しが!


 


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ネタバレ・感想
里美の死を予知した手紙から物語が加速
手紙の消印は事故の数日前だった
その為、陣内は手紙の送り主・神崎に
興味を持ち接触を試みる


最初は神崎の予知に対して懐疑的だったが
他にも予知を的中させて次第に信じていく
神崎の予知能力は本物なのか?
このあたりから先が気になり一気読み


また、陣内以外の視点でも描かれている
フリーターで漫画のファンである三好
勝ち組の陣内と負け組の三好
婚約者を亡くして失意の陣内と
彼女はいるが惰性で付き合っている三好
この対比する2人の戦いも物語の軸になる


ここから物語を解説していきます
まず、手紙の消印の謎は偽造すれば可能
事故が起こった後に手紙を作成
・作成した手紙を直接を持って行く
・手紙が届くまでの郵送時間を利用


神崎のマンションで予知した事故が
起きた事で神崎が怪しいと予想できた
映画館での事故で完全に陣内は信じたが
あれも神崎が仕込んでいれば可能
(実際に映画館近くで神崎と遭遇している) 


終盤のシーンでも読み応えがあった
陣内を殺そうとする三好だったが
神崎の助けもあり防ぐ事ができた
ここで助かったと安堵するも・・・



三好と一緒に神崎の部屋を訪れていた
細野も陣内に襲いかかってくる!
この時も神崎の助けで何とか凌ぐ事に成功
日付が変わり完全に安心しきる陣内
しかし、背中に熱い違和感を感じる
何と!仲間だと思っていた神崎から
包丁で刺されてしまいます
流石に浦賀和宏は簡単には終わらせない
最後まで読者を楽しませてくれます

神崎は旧姓で陣内が過去に付き合っていた
女性の母親でした
陣内に捨てられた事が原因で自殺した娘の
復讐を実行していた((((゜д゜;))))
漫画本の裏には復讐の為の本がズラリ
神崎の執念が凄まじく怖かった
予知能力を信じさせる為に罪を犯すし
タイトル通りに壊れていた


三好も漫画のヒロインが死んだという
理由で作者を殺そうとするし壊れていた
タイトルがしっくりきました




陣内が刺されてストーリーが終わるかと
思いきや、最後に最大のどんでん返しが!

プロローグとエピローグだけが現実
で本物の予知能力者は里美でした!!


これは予測できなかった
今回も浦賀作品に騙されました
最後に里美が電話をかけたのは誰なのか?
里美は予知を回避できるのか?
今回も大満足の浦賀作品でした

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・展開を楽しみたい
・サクサク読みたい


あらすじ・内容
地方都市・月影市で探偵業を営む十村
元恋人の妹から依頼が舞い込んだ
依頼は「殺人事件容疑者の無実の証明」
久しぶりの依頼に張り切る十村は
旧友の警察署長も巻き込み調査に着手
しかし、月影市で起きた別の事件との
共通点が次々と見つかる
ドミノ倒しのように事件が連鎖する
探偵が真相に迫るとき恐るべき結末が・・
衝撃的なミステリー!

 


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ネタバレ・感想
まず、貫井徳郎にしては重くない
展開も早くサクサク読み進めた
コメディタッチでストーリーが展開する


主人公の探偵十村は頼りがいがない
ヘタレ感のある十村目線て書かれてるので
緊張感は少なく読みやすかった


どんくさい十村の二転三転する迷推理
他の登場人物もキャラ立ちしているし
調査を進める毎に増える謎
解決の糸口が見つからない事件
月影市内の殺人事件がドミノ倒しで繋がり
どう解決に向かうか予想でないので
先の展開が気になり一気読みでした


署長の協力で真相に近づく十村
愛車をパンクされられたり
自分の動きが他人に漏れていたり
明らかに複数の人間が背後にあり
事件を追うごとに不信な事が起こる


この不信な違和感が小説の最大のテーマで
事件の真相そのもので、何と・・・


月影市民がグルだった!!
・依頼者の元恋人の妹
・警察(署長以外)
・その他、月影市民ら


田舎ならではの繋がりとネットワークで
十村の動きを完全に把握していた!
閉鎖的な社会でこんな繋がりがあったら
未解決事件も出てくるだろうし闇を感じた
どこの田舎でも起こりうる事で怖かった



ただ、ラストシーンだけが納得いかない
危機を感じ月影市からの逃亡を図る十村
しかし、森の中で市民に発見される


十村は逃げきれたのか?署長は無事なのか?




物語では描かれず読者の想像にまかせる
貫井徳郎らしい終わり方でした
「微笑む人」でも思ったが結末まで描いて
終わって欲しかった
ミステリー要素は少めの作品でしたが
サクサク読めて楽しめました

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