読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・ハラハラする話が好き
・リアルな描写を楽しみたい


あらすじ・内容
水没するまでのタイムリミットは約5時間
それまでに洞窟に閉じ込められた調査隊
を助け出さなければ──
「もう同じ過ちは繰り返さない」
強い決意を秘めたケイブダイバーの
東馬は単身で救助に向かう
大きな闇に包まれた洞窟には5年前の
事件の真相と殺人犯が潜んでいた
一気読み必至の緊迫の冒険ミステリー!
第50回江戸川乱歩賞受賞作





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ネタバレ・感想
まず、ケイビングという洞窟探検がある
ことを全く知らなかった
主人公・東馬は過去に自身だけ助かった
経験があり、贖罪の念で救助に向かう


洞窟の中なので暗くて狭い
しかも、雨によって洞窟内の水位は上昇
時間との闘いが緊迫感を加速させる


ミステリー要素として伏線はしっかり
張っていて犯人の推理はしやすかった
メインは洞窟からの脱出劇の方だった


満身創痍で精神的にもギリギリの状態で
厳しい行動を強いられるの東馬たち
手に汗握る展開の連続で読んでいて疲れた
本当に過酷で怖かった((((゜д゜;))))


犯人と暗闇の中で対峙するシーンは
かなりハラハラして良かった
相手は拳銃を持っているし、秘密を知った
東馬たちを口封じの為に殺そうとする
音を立てられない中での攻防は見物だった


ラストは弥生たちを助けて東馬自身も
ビーコンを使って九死に一生を得る
諦めそうになった時に健一郎が出てきて
助けてくれた所は感動した
東馬や弥生が助かって本当に良かった


ただ、10年前に閉じ込められた犬が
生きているのは少し無理がある
雨が降れば水没する場所で食糧も無い
流石にこれは設定が厳しい
ダイナマイトも上手く行き過ぎで
そんなに簡単にいかないと思った
しかしながら、設定の無理を差し引いても
面白く楽しめました


拳銃を持っているのは誰なのか?
目的は何なのか?黒幕は?
緊迫感が凄く一気読み必至の1冊でした

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・ミステリーが好き
・クローズド物が読みたい


あらすじ・内容
交流人事で八丈島に渡った刑事の薫と赤川
は無人島・鳥島の海上で客船を発見する
船内には遭難した上流階級の“成功者”
子女7人が乗り込んでいた
彼ら以外に乗員はおらず、誰かが操縦
している形跡はない
だが、船はひとりで航海を続けていた
謎に包まれた船内で連続殺人が発生する
待ち受けるのは衝撃のラストとは!





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ネタバレ・感想
石川智健は「ため息に溺れる」以来だった
作者のつける本のタイトルは美しく印象的


「たゆたい」とは
ゆらゆら動いて定まらないこと
また、気持ちが定まらないこと
動揺すること


プロローグから復讐劇を予感させ
不穏な空気で物語が幕を開ける
舞台は無人島近くに漂流した古びた客船
船内には成功した上流階級の若者7人
他に誰もいないハズの客船が動き出し
連続殺人の恐怖が幕を開ける
薫は赤川・勝木と共に事件に挑んでいく


自らをジェネレーション・ミーと呼ぶ
自己中心的な考えを持つ若者達
彼らの考えは全く理解できなかった


夏帆が“青いドレスの女”を見てから
次々と連続殺人が起きる
“青いドレスの女”は以前自殺した
桐岡佳菜子に似ていて7人は動揺する
若者達何かを隠している様子だった


客船の中で殺人事件が起きているので
犯人は若者7人の中や赤川か勝木
赤川と勝木は薫と一緒に行動していた
ので犯人とは考えるのは無理がある


最初の殺人
五十嵐・・・焼死体

第2の殺人
夏帆・・・・・体半分が溶かされた状態
                  (服装から夏帆と判断した)

第3の殺人
三宅・・・・・壁に焼け付け付いた服
                  (服装は三宅の物)

第4の殺人
西多摩・・・冷凍庫の中で凍った状態

第5の殺人
菅野・・・・・プールサイドで刺された状態


菅野の悲鳴は海原と美優の部屋で
薫たちの事情聴取中に聞いたので
海原と美優は犯人ではない

“青いドレスの女”の目撃証言があるので
この場に来ていない永福響が船内に潜み
殺人事件を起こしているか?
夏帆が誰かの遺体を自分に見立て
その裏で殺人を起こしているか?
あるいは共犯であるか?
この3択のどれかと考えられる
1億のクルーザーを買える資金力から
夏帆が犯人の可能性が高いと推理した



読み進めると、やはり犯人は夏帆で
自身の死体は福永響だった!
夏帆恐るべし((((゜д゜;))))

化粧直しや両刀使い、青いドレスの女など
数々の伏線も回収しスッキリした
終盤は赤川の機転で明神礁との衝突前に
救助されて九死に一生を得る
赤川はいいキャラだし一緒に飲みたい


帯に書いてあった真実が2つあるとは
プロローグの“私”が夏帆である事と
(佳菜子になりきり復讐を誓う)
エピローグでの“私”も夏帆という事
(自身の分身を身代わりに使った)
死ぬ事で、殺人犯という状況から逃れ
生き返り自由になっていた


主人公・薫の冷めた性格で魅力は無いが
その分、物語にリアリティが出るし
赤川の明るさや人の良さが強調され
作品がひと味深くなって良かった
名コンビでやり取りも面白かった
薫と赤川の今後はどうなるのか?
復讐劇や自身を死んだように見せたり
ミステリー要素も満足な1冊でした!
続編が出て欲しいなー

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・U子に騙されたい
・悪女物が読みたい


あらすじ・内容
昭和63年、ゲーム賭博で荒稼ぎをした
石山詩子が現行犯逮捕された
フリーライターの蒲田は友人・寺本から
の頼みで拘置所で詩子と面会する
しかし、詩子は寺本の事など全く意に介す
様子をみせなかった
その後、蒲田は巻き込まれるように
詩子の周囲を調査し出すが・・・・・
超弩級の悪女エンターテイメント!




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ネタバレ・感想
フリーライターの蒲田はひょんな事から
詩子の調査をしていく
財界、暴力団、政界に元総理大臣まで
日本を動かす男達を手玉に取る
詩子とは一体何者なのか!?


蒲田は調査を進めるが詩子は相手に合わせ
嘘をついているので真実が分からない
音子の依頼から調査を始めたが
蒲田は次第に詩子に興味を持つ


恐ろしい女だが、人を惹きつける
金と人脈があれば何でも自由になる
あれだけ思い通りに物事が進むのは凄い
詩子にとっては真実や嘘は重要ではなく
自分にとってプラスになる人物を作る
事をゲームのように楽しんでいた
まさに「嘘も100回言えば真実になる」


詩子が蒲田を必要としたのは何故か?
宗教法人を記事にして宣伝させる為で
幸恵と合いそうと思ったからだろう
2人とも上手く使えば金になる
美奈子をホーリーハウスで雇っている
のは旦那を奪った事に対する贖罪かと
一瞬考えたが、計算高い詩子がそんな事
を思うハズがない
美奈子が美人だから宗教法人をPRする上
でメリットが有るからだろう
騙されて幸せになっている“サンプル”
として近くで観察している
やはり、楽しんでいるとしか思えるない


物事の正しさではなく、金や権力が全て
という事が作品のテーマになっている

「騙されている間が幸せだから
騙されたままでいい」

美人で頭がいい詩子が言えば格好いい
結局、何が真実で何が嘘か分からなかった

それも詩子の魅力の大きな一つだった

蒲田と幸恵の今後が気になるし
美奈子や音子、宗教法人も気になる
読者に今後を想像させる終わり方だった
ので続編が出て欲しい


幸恵視点での刑務所の話が面白かった
日本一怖い美容室には行きたくない(笑)
自分の周りに詩子がいなくてよかった

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