読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・ミステリーが読みたい
・緻密に作られた話が好き


あらすじ・内容
お腹の子の父親はあなたよ──
別荘にある塔から転落死した社長令嬢・香織
悲劇が起きたのは、ある小説のゲーム化を
する企画メンバー8人が集まった夜だった
父親は誰なのか?彼女の死の理由は?
激しい恋が迷い込んだ先の暗闇を描いた
“謎解き恋愛ミステリー”




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ネタバレ・感想
序盤に香織が男から抱き上げられ
塔から落とされて殺害される
誰が殺したのか?父親は誰なのか?


タイトル通りに序章と終章の間に
何度も繰り返される「断章」
時系列がぐちゃぐちゃで少し読みにくいが
この仕掛けが後から効いてくる


物語は天童と辰巳が香織の兄・秀一から
香織の死の真相を調べるよう依頼され
天童と辰巳が真相に迫っていく


乾くるみ作品だから何か仕掛けがあると
注意しながら読み進めた
辰巳は女のように描かれているが本当に
女なのか?実は男ではないのか?
(作中では途中まで性別が判断できない)
でも女ということが分かり犯人ではない
犯人は天童でお腹の子も天童と予想した



真相が分かるとトリックに驚いた!
物語をまとめてみると↓


【塔の序章】
塔から突き落とさたのは辰巳(カズミ)
叙述トリックで香織と思わせている

【塔の断章】
死ぬ前に辰巳が体験した走馬灯の記録

【塔の終章】
天童の子を妊娠した香織が辰巳に殺され
辰巳は天童に殺された事が描かれる
(辰巳は妊娠していない)


乾くるみのトリックに騙されないぞ
と思いながら読み進めたがこの序盤で
既に騙されていた(=_=)
【塔の序章】で香織が男に殺されたと
思い込み女の辰巳はノーマークだった
完全にミスリードされました



辰巳
「そう。(香織の子の)父親はあなただって─」

天童
「まさか、それであんた(辰巳)は─
(香織を殺したのか)

辰巳
「ねえ。どうにかならないの。
あなたの力で。じゃないと、
もうお終いじゃない。
(香織を殺した)わたしも──
(香織を妊娠させた)あなたも


読み返しても物語の破綻は無いし
とても楽しめた1冊でした
「イニシエーション・ラブ」や「リピート」
に出た天童も出てくるし良かった
今後の天童の暗躍にも期待したい

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こんな人にオススメ
・暗い話が読みたい
・ミステリーを楽しみたい
・中村文則ワールドが好き


あらすじ・内容
この迷宮事件に強く惹かれるのはなぜか
彼女が好きだから?それとも・・・
「僕」がある理由で知りあった女性は
一家殺人事件の遺児だった
密室状態で両親と兄が殺されて
小学生だった彼女だけが生き残った
「僕」はその事件を調べていく
巧みな謎解きを組み込み圧倒的な筆力
で描いた最現代の文学!





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ネタバレ・感想
本作も中村ワールド全開だった
ダークで登場人物は狂気じみている
タイトルの迷宮は日置事件の「迷宮」を
意味するだけでなく関係者の心も「迷宮」
に誘うミステリーだった
いつもの如く、人間の闇の部分を描いて
いるので精神的に疲れている時には
読まない方がいいかもしれない(笑)


日置事件は密室かつ出入口に防犯カメラ
の状態で怒ってた一家殺人事件
主人公の新見は学生時代の同級生てあり
「日置事件」の唯一の生き残りである女と
出会いストーリーが展開していく
新見は自分の中にいる別人格の「R」が
「日置事件」の犯人なのでは空想する
新見にとっては魅力的な事件であった


新見は少年時、誰とも口をきかず
医師からは「そうやって生きていくと、
大人になった時大変なことになる」
と言われるような少年だった
新見は自分自身が「普通」ではないと理解
しながらも、自身を変えることができない
わかってはいるが、衝動に逆らえない
不安定な危うさが上手く描かれている
中村作品の「闇」や「狂気」が繊細に描かれ
面白く物語に引き込まれていく


「日置事件」の生き残りである沙奈江も
精神的に病んでいて不安定な感じだった
父親の剛史は恐ろしいほど妻へ嫉妬し
防犯カメラを設置したり妻の自転車を
壊したり明らかに普通じゃない
長男はビニール手袋を付けて折鶴を折るし
妹に向けての性欲をコントロールできない
剛史の異常なまでの嫉妬が原因で家族は
どんどん歪んでく


終盤に沙奈江は事件について告白するが
それが本当の真相とは限らない
その為、また迷い込む“迷宮”状態になる
ラストは未来に希望が持てたので良かった
この二人が上手くいくことを願いたい


多くの人の心にはRは存在している
思っていても口に出せないことや
普通じゃない考えや狂気などがある
本当はしたいが実際には制約があって
出来ないことは多い
だからこそRは魅力的で美しい
Rと上手く付き合えればいいが
出来なければ心が病んでしまったり
超えてはならない壁を越えてしまって
犯罪を犯してしまうケースが考えられる


また「普通」とはどういうことなのか?
大多数の考えが普通なのか?
そもそも普通という基準は人それぞれ
新見や沙奈江みたいに心が病んでいる
人ばかりだったらそれが普通になるのか?
価値観や基準は絶対的なものではない


例えば母親に対してやさしい息子は
周りからは母親思いの良い息子に映る
しかし、度を越える言動があれば
狂気染みたマザコンにしか映らない
普通から悪い方にズレれると
周りからの評価は180度変わってしまう


普通や常識の中で生きないといけない
しかし、個性を出さないとつまらない
人間と見られてしまう
器用じゃないと生きにくい世の中で
作者自身も心にRがいると書かれていた
中村文則は作品として自身のRの部分を
解放しているのではないかと思う
暗い物語で心の闇や狂気にスポットを
当てた作品が多いがなぜか読んてしまう
引き寄せられる魅力がある
精神的に病んでいて危うさがある主人公が
どこか美しくみえるのは人間らしさが
あるからだろうか?


心の中に「普通」ではない考えがある
ことはおかしなことではないという
メッセージを強く感じた
自分の価値観を大切にして自分らしく
そして幸せに生きていくと事が大切だと
いうことを考えされられた作品でした
ミステリー要素もあり満足な1冊です!

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こんな人にオススメ
・不思議な話が好き
・短編集を読みたい
・ブラックユーモアが好き


あらすじ・内容
作詞家、音楽プロデューサーとして活躍
する著者の小説&エッセイ集
彼が日常に「言葉」を紡ぐと「物語」が生まれ
それは人を魅了し笑いやゾクッとする恐怖
やオチがあり、最後には不思議な気分に
させてくれる
「言葉」が持つエンターテインメントの
可能性開くブラックユーモアな1冊!




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ネタバレ・感想
帯の「あなたはきっと騙される」に惹かれて
手に取り読んだ1冊
どこかで聞いた名前かと思ったら関ジャム
に出ている有名な作詞家だった
ショートショートとエッセイになっており
中でも面白かったのは


・「顔色」
・「幽霊社員」
・「世界の中心」
・「待ち合わせ」
・「ある研究成果」


一番最初の「顔色」が良かった
食事に誘った女の子はつれない態度で
男は空気が読めないと見下しながらも
女の子を口説く
しかし、あっさりとフラれてしまう
ありがちな話だがオチが良かった

実はその女は顔色を読める能力があり
男の死期を感じていた((((゚д゚;))))
短いながらも伏線回収やラストのオチ
などショートショートを楽しめた




「幽霊社員」もゾクゾクした
内部告発を起こし会社もキャリアも
ダメになった男が自殺をする為に
ホテルに宿泊する
なぜか男の部屋には女性がいて一緒に
酒を酌み交わし男は愚痴を話し出す
女性は話を聞きながら男に前向きな
声を掛けて自殺をやめさせる
なぜ、やめさせる事ができたのか?

なぜなら、彼女は幽霊だった!

タイトルからもオチは予想できたが
男は自殺せずに良かった
ゾワゾワしながらもほっこりした



「ある研究成果」も好きな話だった
猿が透明な仕切りが分からないように
人間も「愛」や「平和」がわからない
実は地球は高等な宇宙人が実験をしていた
というブラックユーモアたっぷりな話
これは実際にあり得そうで怖い
高等な宇宙人は人間の行動は面白いと
思っているだろうなー



普段考えているが、口に出せない事を
不思議な世界観で描いていた
世にも奇妙な物語みたいな話ばかりで
ゾワゾワしながら楽しめた
少し視点を変えるだけで物語が変化する
常識に固定されない発想が良かった


作曲家としては
・JUJU
・SMAP
・関ジャニ
・少女時代
・布袋寅泰
・superfly

など様々なアーティストに提供
superflyの「愛を込めて花束を」は
キレイな歌詞でいい曲
チャットモンチーのプロデューサー
もしていたので多才な人だと思った
言葉を紡ぐ作詞家ならではの作品でした

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