読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

robot-1797548__480



こんな人にオススメ
・緊迫した話が好き
・頭脳戦を楽しみたい
・切ない話が読みたい


あらすじ・内容
水野が所属する携帯アクセサリーの開発
チームが大ヒット商品を生み出した
だが、祝勝会の翌日に、リーダーの粕谷
が社内で不審な死を遂げてしまう
死因はニコチン中毒だった!
当初は事故と思われたが、水野は恋人の
早智恵が犯人である決定的な証拠を発見
してしまう
なぜ、彼女が・・・・・!?
人間のエゴと感情の相克を浮き彫りにする
傑作心理ミステリー




------------------


ネタバレ・感想
今回も石持ワールド全開で面白かった
終始、主人公の水野の視点で描かれる
もし、自分の恋人が殺人犯人だったら
どう行動するか考えながら読み進めた


登場人物
水野・・・・・主人公、早智恵と交際
早智恵・・・水野の恋人(ベイビーハンド)
粕谷・・・・・開発チームのリーダー
尼子・・・・・気配り上手(ベイビーハンド)
桜沢・・・・・勘が鋭い頭脳派
千鶴子・・・童顔のヘビースモーカー


序盤に粕谷が不審なニコチン中毒死を遂げ
恋人の早智恵の部屋のゴミ箱からタバコの
レシートが見つかる
早智恵はタバコを吸わないので事件に関係
している可能性が高いと水野は推理する


ここから水野は頭をフル回転させていく
恋人が殺人犯と思いながら過ごすのは
精神的にもつらし怖いのに落ち着いていた
早智恵の逮捕前に別れて犯人の元恋人で
いたいと保身に動こうとさえしていた
自分が同じ立場なら、しばらくは恋人の
動向に注意し、自分も殺される可能性が
あるので食事には特に警戒するだろう
神経をすり減らしてボロボロになっている


同僚の桜沢の推理力は見事
いいキャラで作品に深みが出たし
水野とのディスカッションでは石持作品
の醍醐味を十分楽しめて大満足
犯人が分からない中、独自の感覚で
真相に迫っていくのは読み応えがあった 


犯人の動機は推理しやすく石持作品
にしてはしっかりしている
早智恵の罪を重ねる冷静さは恐ろしく
憎しみの強さを感じた
殺したい人と一緒に仕事や飲み会をしたり
早智恵は本当につらかっただろう
殺人の動機も水野との恋愛も切なかった


終盤の水野と早智恵との会話で
「僕は君を愛している。
でも、君がいなくても平気だ
ここでミステリーから恋愛小説に変わる
最後まで楽しめた1冊でした

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

bottle-1503897__480


こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・イヤミスが読みたい
・心理描写を楽しみたい


あらすじ・内容
ホームレスになってしまった「ボク」は
食料を探していた神社で小学生の麻由
から弁当を渡される
巧妙な「餌付け」の結果うまれた共犯関係
は運命を転落させてゆく
見せかけの善意に隠された嫉妬・嘲笑・打算
が醜くこぼれ落ちるとき、人は自分を
守ることができるのか!?

 


-------------------


ネタバレ・感想
荷物をひったくられホームレスになった
「ボク」が小学生に餌付けされる
導入部から物語に引き込まれてしまう
一人称が「ボク」で描かれているが何か
違和感を感じてしまう


小学生の女の子は怖いハズなのに
ホームレスと接触することができるのか?

そもそも「ボク」はホームレスになり
逃亡してる理由は何なのか?


先の展開が気になり一気読み
心理描写が丁寧で感情移入してしまう
読書時ちょうどダイエット中だったので
「ボク」の空腹のつらさを共感した(笑)
極限状態で弁当や食べ物を貰えば
小学生の言うことを聞いてしまうだろう
しかし、睡眠薬を食べ物に入れるという
行為で「ボク」は小学生を殺してしまう
第一章の教唆では小学生の狡猾さを感じた
状況によっては立場は一気に変わる怖さ
や心の闇や深さで思い雰囲気だった
美希子が持っていた槌屋麻由のリックの
伏線は回収して欲しかった
バレないように偽名を使うくらいだから
家にあった貰いものを使ったんだろう




第二章の隠匿で「ボク」の正体が分かる
「ボク」は男ではなく、女だった
ここでようやく違和感の謎が解ける
この章は律子の視点で描かれている
匿った知実がバレないかハラハラした


警察の取り調べのシーンは緊張感があった
カイロの指紋から知実の関与が発覚し
警察が徐々に律子の周囲をマークし始める
律子の精神が衰退していく様子が
痛々しくもあり、読んでいて疲れた




第三章の転落では知実の狡猾さや執念
人の善意の裏にある悪意が描かれている
被害者である律子が加害者の知実を匿った
理由がようやく明らかになる

何と、息子を殺したのは知実ではなく
律子で知実は身代わりになっていた!

知実が殺していないと推理していたが
これは予測できなかった
また、叙述トリックのミステリーに目が
行きがちだが、メインは子供を失った
母親の苦悩と転落を描いたダークな物語


律子は今後どうなるのか?
罪を償って穏やかに生きて欲しい
心理描写が見事に描かれた1冊でした

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

mouth-2791895__480



こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・ダークヒロインが好き
・どんでん返しが読みたい


あらすじ・内容
巧みな話術で人を欺き、人生を狂わせる
希代の悪女・蒲生美智留が世間を震撼
させた凶悪事件から3年が経った
“野々村恭子”と名乗る美貌のアドバイザー
が現れ、ターゲットを陥れていく
恭子の目的は何なのか!?
史上最恐、完全無欠の悪女ミステリー!




-------------------


ネタバレ・感想
「嗤う淑女」に続くシリーズ第2弾
今回も、蒲生美智留が暗躍する


前作で野々宮恭子として罪を逃れた
ダークヒロイン・蒲生美智留(野々宮恭子)と
彼女の手足となって動く神崎亜香里
主にこの2人でストーリーが展開する


FX投資詐欺、出版詐欺に地面師まで
様々な方法でターゲットを騙す
人を信用させ、思いのまま操り動かす
本当に美智留は頭がキレて恐ろしい


政治団体や宗教法人への潜入・情報収集
それに基づきターゲットを排除する
今回は謎の女・亜香里の行動が目立つ

行動力や頭の回転は美智留ばりで
悪女2人の最恐コンビになっている


終盤、美智留は久津見に殺される
美智留の事だからどうせ入れ替わって
もう、とっくに逃亡してるだろと
推理し読み進めると・・・




何と!亜香里が美智留だった!




亜香里が謎で怪しいし、美智留の出番が
少ないと思っていたが納得(。・_・。)ノ
亜香里の野暮ったさの伏線も回収


そして、美智留の目的も明らかになる
美智留の目的は自身の嗜虐心を満たす
為に政治家・柳井を失墜させる事だった!
そんな理由だけで7人の犠牲者を出した
「人の命の、何とも儚いことか」と他人事
の様にサラッと言っているし怖かった


人を操り自らの手は一切汚さない
冷静沈着でターゲットを確実に仕留める
今回もダークヒロイン健在でした!
麻生さんには頑張って欲しいけど
絶対捕まらないだろうなー


本作もどんでん返しを楽しめました
政治家がらみの作品だったので
途中で「総理にされた男」の真壁が出るし
中山七里ファンとしとは嬉しかった

続編の「嗤う淑女 二人」も発売中!
こっちには「カエル男シリーズ」
有働さゆりが登場します!
是非、美智留との絡みを読みたい


 

↑このページのトップヘ