こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・ミステリーが好き
・ダークヒロイン物が読みたい
あらすじ・内容
ミステリ作家の西野冴子はストーカー
扱いされた挙げ句、殺人事件の犯人
として逮捕されてしまう
しかし、一切心当たりはない
始まりは、彼女が受け取った一通の
ファンレターだった
些細な出来事から悪意を育てた者が
15年の時を経て、冴子を逃げ場のない
場所へ追い込んでいく
残酷な程に計算し尽くされた罠に落ちる
人間を描いたサスペンスミステリー!
――――――――――――――――――――――
ネタバレ・感想
「Mの女」の続編で違った角度から
冴子が陥れられた事件を描いた物語
本作から読んでも問題はないが
Mの女から読んだ方が莉菜の怖さや
計算高さを感じることが出来る
操られた人間側の視点で書かれて
いるので感情移入することができた
意外な真相も分かって良かったが
やっぱり莉菜は怖かった((( ;゚Д゚)
Mの女で西野冴子に近づいた人物
(実際は近づく様に操られている)
の視点で描かれる短編小説
・冴子のファンの主婦
・冴子の従兄弟
・冴子担当の出版社社員
登場人物の弱みを握りターゲットを
追い込んでいくプロセスは巧妙で
浦賀ワールドもしっかり楽しめた
最後の物語だけが書き下ろしになり
Mの女のその後が明らかになる
銀次郎は莉菜に宣戦布告するも
莉奈に操られた冴子に刺されてしまう
銀ちゃん、刺さされ過ぎだろΣ(´Д`;)
銀次郎より莉菜の方が二枚も三枚も
上手で勝ち目は無いなー
本作で「Mの女」を深掘り出来たが
まだまだ、解決されてない謎がある
なぜ、莉菜は冴子をここまで陥れるのか?
作家として売れたいだけではないだろう
何か執念のような物を感じた
これは莉奈を描いた「カインの子どもたち」
で判明します!
未読なので、これは読まねば(^_^)v
(あれっ作者に操られているのか?)
銀ちゃんも登場するので楽しみです
もう、刺されないで欲しい(笑)
これだれ多くの人々を思いのまま操る
莉菜恐ろしすぎる((( ;゚Д゚)))
前作の時にも思ったが中山七里作品の
「嗤う淑女」に出てくる美智留のよう
こんな人が周りにいたらイヤだなー
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