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こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・“紙”を楽しみたい
・どんでん返しが好き



あらすじ・内容物
どんな紙も見分ける男・渡部が営む
紙鑑定事務所に、ある日「紙鑑定」を
「神探偵」と勘違いした女性が浮気調査
を依頼してきた
手がかりはプラモデルの写真1枚
調査の中で彼は伝説のプラモデル造形家・
土生井と出会い、意外な真相にたどり着く
更に、翌々日、行方不明の妹を探す
女性が、妹が残したジオラマを持って
訪ねてくる
調べるうちにそれが大量殺人事件計画
を示唆していると判明し──。


    



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ネタバレ・感想
“紙”の専門的な話は随所に出てくるが
素人でも分かりやすく理解できるし
模型の話も面白くて良かった
スピード感がありハラハラする展開
の連続で一気読みだった


渡部&土生井の探偵コンビがいい
1枚の葉っぱからジオラマのモデル
となった家を突き止める
小さな手がかりから真相に近づいて
いく過程は没入感がありハラハラした


犯人は中盤にわかるので犯人捜し
よりも模型の謎解きがメインだった
蒲沢=小野寺(二重人格)の伏線も
丁寧に張られていていた
蒲沢の人格が表に出てくれて良かった


終盤に登場する真理子がカッコいい
社長令嬢で、美人で巨乳だし(笑)
ランボルギーニを乗りこなす
警察とのカーチェイスは笑った
ショベルカーをも運転する紙屋の娘


バスの中の子供たちや英令奈が無事
に助かって良かった
新幹線に乗っていたらアウトだった
タイミングが良すぎたので晴子が
黒幕ではないかと疑ってしまった
晴子ごめんなさい(´-ω-)人


渡部や土生井のような不器用ではあるが
一つの分野のスペシャリストが活躍する
物語は読んでいて嬉しくなった
土生井と晴子がくっつくオチまであり
最後の最初まで楽しめた1冊だった
続編が読みたいと思っていたら・・・
現在、シリーズ3段まであります!!



シリーズ第2段



シリーズ最新作



渡部と真理子は進展するのか?
二人の過去に何があったのか?
気になるので、是非読みたい!
主人公の渡部よりも土生井の方が活躍
したので次作では挽回してほしい(笑)

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