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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・老後の資金が心配だ
・エンタメ小説が好き



あらすじ・内容
仁一郎と亜矢子は酒場で一読顔を合
わせただけの看護師・松岡美樹から
「お家をもらっていただけますか」
と突然の申し出を受けた
事情を聞けば、富士山麓で1人で
暮らしていた祖父が亡くなり空き家に
なる一軒家をタダで譲りたいという
うますぎる話に困惑する夫婦だが
直後、仁一郎に異変が……
笑いと涙のエンタメ小説!


    


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ネタバレ・感想
第二の人生を送っている夫婦に
突然、家をもらってくれないかと
うますぎる話が舞い降りる
自分だったらどうするだろうか?
おそらく、移住するだろうなー


仁一郎と亜矢子もその気になって
話はどんどん展開していく
仁一郎の癌や手術もあり“お金”の
心配をしていくのはリアルだった
タイトルから予想したストーリー
とは違ったが面白かった
序盤まで読んで美樹は詐欺師で
仁一郎と亜矢子から手数料などを
騙し取るのかと思っていた(笑)
美樹さん、ごめんなさい(´-ω-)人
現地にも行かず、家の内見もせず
譲渡する話が進むのは少し怖かった


仁一郎のモデルを自身にする遊び心
もあったので良かった
税金、住宅、医療、相続など“お金”
に関する知識を物語を通じて学べた
「ただより高いものはない」を体感できた
亜矢子の欲深さには少しイライラしたが
同時に人間らしさを感じた
仁一郎は家を諦め、一連の出来事を
小説に書いて借金返済を決意する
仁一郎の性格が良かったし、癌に
なっても前向きな考えで格好いい
まさに「ケセラセラ」な話だった
結局、人生はなるようにしかならない
楽しみながら一生懸命生きるのが
一番だと考えさせられた


物価高に格差社会、地方の過疎化
など現代社会が抱える問題は多い
給料が上がっても税金のせいで
手取り金額は中々上がらない
年金だけでは食っていけない
国はNISAやiDeCoや投資を推進し
個人で備えろというスタンス
制度をうまく利用し、自分で勉強
して頑張るしかない
結局、なるようにしかならない
人生とくにお金について考える
きっかけになった物語だった
仁一郎は新しい小説で一発当てて
亜矢子と幸せに暮らしてほしい
意外に俳優として活躍している
未来があるかもしれない(笑)

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