こんな人にオススメ
・仕事に疲れている
・変わった仕事を経験したい
・自分に合った仕事を知りたい



あらすじ・内容
｢一日コラーゲンの抽出を見守るような
仕事はありますかね？｣ストレスに
耐えかね前職を去った私のふざけた
質問に、職安の相談員はありますと
メガネををキラリと光らせる
隠しカメラを使った小説家の監視、
巡回バスのアナウンス原稿づくり、
そして・・・。社会という宇宙で心
震わすマニアックな仕事を巡りながら
自分の居場所を探す、お仕事小説！


    


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ネタバレ・感想
10年以上勤めた会社を辞めた主人公
短期間で様々な仕事を経験して自分
なりの“答え”を見つけていく物語だった
謎解き要素もありミステリーとしても
楽しむことができた


｢みはりの仕事｣
｢バスのアナウンスの仕事｣
｢おかきの袋の仕事｣
｢路地を訪ねる仕事｣
｢大きな森の小屋での簡単な仕事｣


この中で働くなら｢みはりの仕事｣か
｢大きな森の小屋での簡単な仕事｣かな
｢みはりの仕事｣では主人公が対象の
女性作家を監視するだけだが面白かった
PC越しに執筆中の小説を読みダメ出し
したり、食べ物や家具の影響を受ける
のが不思議で印象的だった
実際にずっと監視したら興味を持つし
同じような行動を取るのかもしれない


なんだかんだでポイントを押さえ
成果を上げる主人公は仕事ができる
どの仕事も辞めるのがもったいない
まあ、本人が決めることだから
しょうがない部分があるが・・・
どんな仕事でもそれなりの苦労があり
自分に合った仕事を見つけるのは難しい


主人公は楽で人と関わらない仕事を
希望するが、どの仕事も真面目に
一生懸命働いていたので感心した
｢路地を訪ねる仕事｣では潜入捜査の
ために、髪まで切っていた( ｡ﾟДﾟ｡)
以外に熱い人物だった
あなたがそんなに一生懸命に
なることはないんですよ｣に対して
｢仕事だからですよ｣
と返したシーンが心に残った


仕事が全てではないけど、働かなければ
文字通り食っていけない
仕事に対して熱意をどれだけ持つかは
人それぞれで、“お金”や“ストレス”、
“働きやすさ”など求める物は違う
結局、自分らしくイキイキと働いて
自分の居場所があることが大切だった
どの仕事でもやりがいを見つけて
少しでも楽しく働くのが◎
仕事との向き合い方を感がえさせられた
少しだけ仕事に対して前向きになれた
仕事に悩みがある人にはオススメの
1冊で、頑張ろうと思える作品でした！


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