こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・伊坂幸太郎が好きだ
・死神が登場する話が読みたい
あらすじ・内容
娘を殺された山野辺夫妻は、逮捕され
ながら無罪判決を受けた犯人の本城へ
の復讐を計画していた
そこへ人間の死の可否を判定する
“死神”の千葉がやってきた
千葉は夫妻と共に本城を追うが──。
展開の読めないエンターテイメント
でありながら、死に対峙した人間の
弱さと強さを浮き彫りにする傑作長編!
------------------
ネタバレ・感想
“死神”の千葉のキャラが良かった
ほとんどの人間の死の可否判定では
可が出ることから山野辺も本城も
死ぬだろうとは思ったが先の展開が
中々読めず面白かった
本城との心理戦にはハラハラした
サイコパスが25人に1人いるの
には驚いた((( ;゚Д゚)))
人間いつかは死ぬが、死は怖い
山野辺や山野辺父の気持ちはわかる
死ぬからこそ、「その日を摘め」と
いう言葉の意味は深かった
その瞬間を楽しんで一生懸命生きる
ことの大切を考えさせられた
千葉と山野辺夫妻のやり取りには笑った
愛想がなくて風変わりな千葉だったが
いい味があって夫妻や読者を癒していた
本城の担当だった香川の判断には納得
できずに愕然としたが、結果的に20年間
苦しむようになってスッキリした
山野辺父の「先には行って、怖くない
ことを確かめてくるよ」というセリフ
は暖かくて好きだった
山野辺は両親から愛されていた
また、エピローグで晩年が良かった
ことがわかり救われた気がした
担当した人の名前を覚えていない千葉
が山野辺を名前を思い出して奥さんを
見つめているラストシーンも良かった
千葉さんのズレっぷりが良かった
参勤交代経験者で音楽を愛する
「いい子いますよ」→「悪い子はいないか?」
→「なまはげじゃないんですから」
このやりとりには笑った
・スタンガンを撃たれた時の反応
・2人乗り自転車で爆走する
・拷問されてもケロッとしてる
・仕事熱心でクール
千葉さんは会いたくないが、中毒性
があるので続編が出てほしい
にほんブログ村
コメント