
こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・一気読みしたい
・ミステリーが好き
あらすじ・内容
長野駅前のコーヒーショップで働く
砥石華は、忘れ物を届けた縁で建設会社
に勤める矢羽田勝人と知り合う
勝人の穏やかな性格に次第に惹かれる華
一方、弟の星也は、華の好みのタイプ
とは真逆で、どこか不穏な勝人に疑念
を持ち、素性を調べる始めるが……
驚愕の真実に戦慄するサイコミステリー

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ネタバレ・内容
神津作品は「スイート・マイホーム」
が面白かったので期待して読み進めた
本作も虐待やグロいシーンあって
ゾワゾワするオゾミスだった((( ;゚Д゚)))
まず、勝人が怪しかった
優しくて紳士そうに見えるが不穏な空気
があり何で惹かれるのかわからなかった
やっぱり、お金なのか($_$)?
まあ、札束パンパンの財布は気になる
勝人視点では華は勝人に好感を持って
いて淡い恋愛のように感じた
華の弟・星也はそんな勝人に疑問を
感じて親友の葉月と一緒に捜査を開始
調べていく過程で勝人の周りで起こった
事件が明らかになっていく
星也視点では勝人は危ないヤツだった
ここから先の展開が気になり一気読み
華と連絡が取れなくなってからは
ハラハラしっぱなしだった
華の視点では勝人に惹かれた訳ではなく
行方不明になっている京香の情報を
集めるために勝人に近づいていた
コーヒーショップやデートでの華の
目線や行動はいい伏線になっていた
違和感は感じたがミスリードされた
描写も細かくて上手く描かれていた
同じ事でも登場人物の描写で全然
違って見えるのは面白かった
もう一度、第一章を読み返したら
暖かい幸せモードは感じられず
少し切ない感じがした
勝人が怪しく犯人と思っていたが
何と黒幕は勝人の父だった
動機は妻の寿子から受けたストレス
を発散させることだった(@ ̄□ ̄@;)
寿子は仕事人間で勝人に愛情がなく
会社の後継者としてしか見ていない
父も黙認し勝人をコントロールする
家政婦も虐待する寿子や勝人の異常さ
感じながらも黙認していた
これにより異常な精神の勝人を形成
勝人は被害者でもあった
こんな家庭で育ったらおかしくなるわ!
寿子が少しでも勝人に愛人を注いで
いたらと思うとやりきれない
勝人という名前も辛くなってくる
終盤に勝人は自身を取り戻し
華や星也を助けてくれて良かった
猫を可愛がるやさしさもあったし
本来はいいヤツだった
ただ、謎がいくつか残った
華の電話相手は誰か?
→勝人か京香
おそらく勝人で私は大丈夫だよ
最後は助けてくれてありがとう
など言えなかったことを話している
ラストシーン星也は誰に話しかけた?
→自分自身に言っていた
どんぐりは「希望」や「成功」のシンボル
将来に希望を持ってこれからも
頑張ろうという星也の意思表示だった
はっきりと描かれてないので読書に
ゆだねる形だが上記のように感じた
ゾワゾワししながらも一気読みだった
ミステリー要素に加えてホラーもあった
人間が怖いと思わせてくれる1冊だった
悪は誰の心にもあり、それが表に出る
かは自分自身で選択しているが
それは周囲の環境が影響している
血の繋がりはないが愛情がある華家族
血の繋がりはあるが愛情がない勝人家族
この対比は物語を面白くしていた
タイトルの「黙認」の意味が深かった
表紙は手に取った時はキレイだと
感じたが読後は表情がない眼差しが
怖いし、印象が大きく変わった
伏線もしっかりあり読み応えがあり
神津作品の“ゾワゾワ”を楽しめた
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