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こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・サスペンスが好き
・悪女モノが読みたい



あらすじ・内容
東京で暮らす月光のもとへ、故郷の京都で
暮らす双子の妹・冬が殺人罪で逮捕された
という連絡が入った
被害者は冬花の高校の同級生・川井喜代
妹がなぜあの女を?
帰省した月光は冬花に思いをよせる
男・杉田とともに真相解明に乗り出す
だが、浮かび上がるのは成功者となった
川井喜代の疑惑と悪行、そして孤独な
人々を引きずり込む黒い罠だった──


   


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ネタバレ・感想
タイトルから月光がいない時に冬花が
したことを明らかにしていく話かと
思っていたら違っていた
章ごとに視点が変わるので色んな視点
で物語を見れたし心理描写を楽しめた
中でも印象的だったのは、やはり喜代
この女は悪女すぎる((( ;゚Д゚)))
こんなにも人を巧みに操るのは怖い
自分に依存しそうなターゲットを見つけ
自身の欲を満たすために利用する
こんな人が周りにいたら嫌だなー
自分に逆らわないように洗脳して
ためらいなく殺しているサイコパスで
主人公の月光より存在感があった


双子の姉・月光が杉田とともに事件を
追う展開は序盤から物語に引き込まれた
月光の息子・光太が物語のアクセントに
なっていて良かった
冬花は人の気持ちを理解するのが苦手
なので喜代の“悪意”に気付かないた
殺すとは考えにくい
喜代を殺した真犯人「Taro takigawa」
は誰なのか?ミカか杉田か卓隆か?
アナグラムと思って並べ変えても
誰の名前にもならないし
杉田が怪しいと推理したが違っていた
二転三転する展開にハラハラした
何と犯人は・・・





















喜代の甥である卓隆!
本当の卓隆は天才児だったが
それを表に出さず目立たずにいた
「Taro takigawa」が贋作者だったという
オチにはついつい笑てしまった
滝川太郎は実存する人物で200を越える
西洋絵画の贋作を製作したと告白している
この卓隆の“いけず”な遊び心が面白かった
(喜代の立場からしたら贋作がバレている
ので気が気じゃない)
京都が舞台だけあって京都弁がいい味を
出して悪意が強調されていて良かった
卓隆は喜代よりも1枚上手だったし
卓隆のサイコパスが怖すぎる((( ;゚Д゚)))
全て計算してるし捕まることはないよな


姉妹で考えを言い合い互いの誤解が
解けたし、杉田という理解者もいて
未来に希望が持てるラストで良かった
イヤミス要素もあったしハラハラする
サスペンスで満足な1冊でした
岸田さんは悪女を描くのが上手い
ドロドロした岸田作品をまた読みたい

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