
こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・ハラハラしたい
・医療ミステリーが読みたい
あらすじ・内容
救急医・武田の元に搬送された溺死体
その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」
は、なんと武田と瓜二つだった!
彼はなぜ死んだのか、そして自身との
関係は何なのか、武田は旧友で医師の
城崎と共に調査を始める
しかし、鍵を握る人物に会おうとした
矢先、相手が密室で死体となって発見
されてしまう
自分のルーツを辿った先にある、
思いもよらぬ真相とは──。
過去と現在が交錯する本格ミステリー
第34回鮎川哲也賞受賞作
本屋大賞ノミネートの話題作!
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ネタバレ・感想
タイトルからして武田が“禁忌の子”
かと思ったが、結末に驚いた( 。゚Д゚。)
自分と瓜二つの身元不明の遺体
気味が悪いが調べずにいられない
序盤から一気に物語に引き込まれた
・キュウキュウ十二は誰なのか?
・なぜ自分と瓜二つなのか?
・事件か?事故か?殺人なのか?
自分と瓜二つは怖すぎ((( ;゚Д゚)))
実際に同じよう場面に遭遇したら
かなり焦るしビビってしまう(笑)
研修医の春田の気持ちがわかる
ここからはもう、一気読みだった
冷静な探偵役の城崎の存在で物語
が締まるし、どこかミステリアス
な雰囲気が良かった
母子手帳から生島クリニックに行き着き
真相に近づいたと思いきや京子と面会前
に院内の密室で京子が死体で見つかる
「あなたには知る権利がある」と手紙
にあったので何かしらの真相を知って
いたのは間違いない
ここまで読んで犯人は病院関係者で
何らかのトリックで京子を殺したと
推理したがトリックも動機もわからない
密室は鍵を部屋に入った時にこっそり
戻せばいいし、部屋に入れば可能
生島クリニックの平面図を見ながら
理事長室の窓から侵入したのか?
と考えたが、謎は解けなかった
→後に自殺だったとわかる
そして、DNA鑑定の結果のシーン
ではある程度予想はできたが
武田視点で物語が進行していたし
感情移入していたのでドキドキした
武田と信也(キュウキュウ十二)は
同一人物という判定結果だった!
瓜二つの人物がいた真相は
同じ受精卵(京子とジェイムズ)で
それぞれ別の母親に胚盤胞移植を
して生まれた同じ遺伝子の子だった
(一卵性双生児と等しい状態)
信也はその事実を知り京子を脅して
お金を得ていた
ただ、ここで物語は終わらない
絵里香が何者かに駅でホームから
落とされる事件が発生する!
母子共に無事でホッとするが
何か不穏な空気になっていく
そして、ついに城崎が犯人Xを暴く
・病院関係者か患者
・カルテを持ち出せる人物
・年齢(1989年4月~1994年1月生まれ)
・14時から京子と会うことを知る人物
犯人Xはカルテを武田に見られたくない
つまり、武田に近い人物になる
このことから犯人は・・・
絵里香った( 。゚Д゚。)
絵里香がカルテを武田に見られたく
なかったのは同じ遺伝子だったから
武田は双子ではなく三つ子だった!
これはショックだった
絵里香は自身を襲ってきた信也を
殺して、車椅子に乗せて遺棄した
妊婦には死体の処分は厳しいと
思ったが看護師だからこそ可能だった
夫と同じ顔の人間から襲われたら
怖すぎる((( ;゚Д゚)))ガクガク
そして、なにより京子がやるせない
不妊治療や医療の進歩のために
尽力していただけにつらい
・息子(信也)から脅迫される
・娘(絵里香)が息子(信也)を殺す
・息子(武田)と娘(絵里香)が結婚する
・その娘(絵里香)は妊娠している
そりゃー自殺したくなるわ
絵里香に会った後に武田に会って
真相を話すのは無理だなー
不妊治療は親の意志によってされる
ので父母にフォーカスされるが
生まれてくる子供を第一に考えないと
いけないという前提を考えさせられた
タイトルの“禁忌の子”は武田、絵里香
信也だけのことではない
武田と絵里香の子供のことだった
武田一家は幸せになってほしい
・自分と瓜二つの人物
・武田は親と顔が似ていない
・武田と京子の顔が似ている
・京子の自殺(密室)
・紛失したカルテ
・絵里香の自殺未遂
・金山の生真面目な性格
様々な伏線が散りばめられ良かった
読み返しても物語に破綻はないし
作中に感じた違和感は解消される
ハラハラする展開もいいし、なにより
主人公よりも目立っている城崎(笑)
サイコパスな部分も見え隠れするし
魅力的で完全に物語の中心人物だった
続編が読みたいと思ったら予告あり
シリーズ2作目は「白魔の檻」
城崎の活躍から目が離せない
クローズドサークル物か?
研修医・春田も登場する模様
今から次の作品が楽しみだー
作者は現役の医師で母でもあり
山口さん本当に凄すぎる!
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