
こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・高校野球が好き
・胸が熱くなりたい
あらすじ・内容
文武両道の県立北園高校にとって
甲子園への道は遠かった
格下の相手に負けた主将香山が
立ち尽くした昭和最後の夏
その10年後はエース葛巻と
豪腕宝迫を擁して戦った
女子マネージャーの仕事ぶりが
光った年もあった
そして今年、期待されていない
ハズレ世代がグランドに立つ
果たして長年の悲願は叶うのか!?
先輩から後輩へ託されてきた夢と
それぞれの夏を描いた青春小説
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ネタバレ・感想
県立高校の野球部を舞台にした青春小説
で面白くて一気読みだった
それぞれの世代での短編になっているが
物語は繋がっていて構成も良かった
40回大会
・埼玉県大会準優勝
・主将冨田
・OB会の中核世代
70回大会
・溝口に敗れベスト4
・主将の香山はチームを支えるが
格下相手に自分たちの野球ができず
・敗れてOBの気持ちがわかる
80回大会
・二人のエースを擁すもベスト16
・主将の旭はキャッチャー
・宝迫(マロ)は北園高校初のプロに
98回大会
・英明高校に敗れベスト4
・秋期大会準優勝の期待された世代
・香山が指導者として母校に戻る
99回大会
・ハズレの世代
・相馬(マッソー)がトレーナー
・2年エース三枝は宝迫の指導を受ける
・悲願を果たし優勝( ≧∀≦)ノ
どの世代にもドラマがあったし
主将は葛藤や伝統やOBからの
プレッシャーがあった
香山は自身の夏は楽しそうな
溝口に敗れ悔しい思いをしている
(その溝口は甲子園でベスト4)
高校生には無限大の可能性があり
ひとつのきっかけで不調になったり
逆に“おお化け”したりする
香山の悔しい経験や的確な指導
があったから甲子園への道が開けた
相馬が選手の体だけではなくてメンタル
面もサポートしたのもかなり大きい
その相馬にマネージャー転向を
アドバイスしたのは当時の女子マネ
この繋がりがキレイていい
甲子園出場を果たした三枝が宝迫
の感覚的な指導がわかりにくいと
思っていたのが面白かった
宝迫とダブルエースだった葛巻が
指導するオチは笑った
感情的で熱い三枝には葛巻の指導
は技術面だけでなく様々な面でプラス
に働くと思うし、元々強い世代だけに
100回大会では新しい北園野球を見たい
自分が北園高校のOBになった気分に
なれたし、部活の青春を思い出した
一生懸命やるから、負けたら悔しいし
熱いドラマが生まれ奇跡が起こる
・甲子園に行けなかったOB
・口うるさいOB
・監督や指導者の立場
・マネージャーの立場
・各世代の主将の葛藤
・ライバルへの嫉妬
・伝統高としての重圧
色々な視点で高校野球が見れたし
心理描写が丁寧で臨場感があった
解説にもあったが高校野球は
“タイムリミット”があるので
一瞬一瞬はきらめくし胸に刺さる
それに加えて高校野球を通して人が
繋がり、思いが積み重なっている
この受け継がれるものが最大の魅力
で、その思いがタイトルにある
“祈り”という形で表現されていた
高校野球の魅力が詰まっていた
99回大会の英明戦は最高だった
9回表ツーアウト、ランナーなし
中松ケツのまっすぐからの代打巽
が初球をライト線へヒット
エースの三枝はヘッスラするし
勢いに乗った北園は逆転勝利する
香山の采配が当たり、一番大事な
ところで野球の神様が微笑んだ
野球に興味がない人も感動するし
高校野球が見たくなる1冊でした
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