
こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・変わった設定を楽しみたい
・泥棒が主人公の作品を読みたい
あらすじ・内容
深夜の稲村家、忍びのプロ・真加部は
浸入した夫婦の寝室で殺意を感じた──
女は夫に火を放とうとている
直後に逮捕された真壁は、二年後
刑務所を出所してすぐ稲村家を調べる
だか、夫婦は離婚、事件は起きていない
思い過ごしだったのか?
母に焼き殺された弟の無念を重ね
真壁は女の行方を追った・・・
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ネタバレ・感想
主人公が泥棒で死んでいる双子の弟
と会の話ができる特殊な設定の物語
ミステリーだけではなくて心理描写
も緻密で面白くて一気読みだった
真壁は泥棒なのに約束は必ず守る
頭が良くて人情味もあり魅力的だった
手先は器用だけど、性格は不器用
物語はテンポよく進むので読みやすい
連作の短編集だがそれぞれ謎は
凝ってるし伏線もしっかりあった
「消息」
稲村の謎に迫るのが面白かった
当直日から吉川をマークする
吉川は悪徳警察官だったというオチ
吉川イヤな奴だなー
「刻印」
吉川が川で遺体で発見される
死因は溺死で頭部には傷あり
真壁は警察から吉川殺しを疑われる
稲村の肩の傷が怪しいのはわかったが
大室の歯形とは想像できなかった
轟の家での真壁の仕事にハラハラした
「抱擁」
久子の勤める保育園で現金が盗まれる
真壁との関係から久子が疑われる
久子かわいそう(>_<)
署長官舎に泥棒に入る真壁格好いい
盗んた通帳やアルバムの情報から
玲子が犯人だと判明する
玲子の「ひどい!」には呆れた
「業火」
真壁は泥棒狩りの被害にあう
犯行が行われた謎を追う物語だった
今時ジゴロなんて言葉は使わない
刑法256条から取っていた
カプセルホテル「働き蜂」は笑った
「使徒」
泥棒がサンタグロースになる話
真加部は刑務所にいる時に大野から
頼まれた依頼をこなす
大野の「人がいる家に入れるのは
俺たちだけだろう?」
というセリフが格好良かった
みんないい人で心が温まる話だった
サンタへの手紙は泣いてしまう
「遺言」
泥棒狩りにあった黛が意識がある時
に真壁の名前を呼んでいた
ヤクザの御影のところに行って
医療費を取り立てるのは凄い
黛の父は全てを知っていたのか?
真相は分からない
「行方」
久能次郎の双子の兄・新一郎の行方
を探す物語で双子がテーマになる
真壁が文具店で会った人物が次郎
ではなくて新一郎だったという
双子ならではのトリックだった
タイトル行方は真壁と久子の今後の
“行方”を表している
真壁は啓二との約束を守って久子を
幸せにしてほしい
泥棒ならでは視点で描かれていて
ハラハラしたし面白かった
真壁と啓二は性格や思考も違う
これは真壁の潜在意識で表に出したい
けど出せない本心だと思った
映像化しないかなーと思っていたら
しっかり映画化されてます!
真壁・山崎まさよし
啓二・北村匠
久子・尾野真千子
山崎まさよしは横山作品のファンで
主題歌も歌っているとのこと
頭の中での会話をどう表現するのか?
盗みに入るシーンはハラハラしそうだ
あと真壁が魅力的だから続編が読みたい
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