こんな人にオススメ
・ゾワゾワしたい
・一気読みしたい
・ホラー作品が好き



あらすじ・内容
ある新人賞に応募された小説作品
｢完璧な家族の作り方｣ホラー小説を
手がける某編集部は、書籍化を決定した
北九州に現存する一軒の家で起きた事件
その家で増え続ける行方不者と奇妙な
怪談に関する取材記録の数々
応募原稿には1枚の家族写真が添付され─
これらは、完璧な家族とその実例を通して
理想の家族のあり方を教えてくれる
私もあなたも、完璧な家族、作れます！


   


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ネタバレ・感想
T字路に建つ廃墟が不気味すぎ((( ；ﾟДﾟ)))
鷹村翔太が廃墟を探察する序盤のシーン
はハラハラして手に汗握った
文字を超えて本から恐怖が溢れていた
人の“歪み”や“狂気”が凄かった


表紙から怖いしタイトルも怖いし
処分しても戻ってくる写真や
廃墟で起こる不可解な心霊現象
宍戸篤の手記では篤の幼さやDV父や姉
との近い距離感、母が狂っていく様が
リアルでイヤだった
翔太の親が本当の親じゃないことや
篤と姉の間にできた子供がすぐに
何者かに引き取られていたので
これは、もしや翔太は二人の子供かと
思いながら読み進めたら・・・
まさかのビンゴ！篤と姉が名前の話
(空を飛べるような～)をしていた時に
ゾワゾワして、もう嫌になった
翔太がその｢家族｣の唯一の生存者で
家に足を踏み入れたのは偶然ではなかった


単純に真実が知りたくて読んでいたが
次第に全貌がわかってくると文字通り
背筋が凍る怖さがあった
怪奇現象により人が操られ悲劇が幾度
と繰り返されていく
このおぞましい負の連鎖を止めるに
はどうしたらいいのか？

“完璧な家族をつくるしかない”

宍戸邸に行かないていけない
完璧な家族を作るために・・・
怖いし気持ち悪いけど面白かった
オカルト、近親相姦、惨殺死体と
ホラー要素満載で怖いがページを
捲る手が止まらず一気読みだった
インタビューを受けている翔太の
精神が歪んでいくのも怖かった


怖くてやっと読み終わったと安心
していたところに巻末の写真！！
お父さん写ってるやん((( ；ﾟДﾟ)))
フィクションとわかっていても怖い
時系列整理しながら読み返したい
けど怖すぎてしばらく読めないなー


あと、Xに本が怖いとポストしたら
藍上さんにリポストされて驚いた
ここ数年読んだホラーで一番怖かった
謎解き要素もあるのでホラー好き以外
の方も楽しめる満足感な作品でした！


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