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こんな人にオススメ
・ハラハラする展開が好き
・心理描写を楽しみたい
・伏線を回収しスッキリしたい



あらすじ・内容
新進作家の待居涼司の小説「凍て鶴」の
映画化が決まり監督に人気脚本家である
オノミツこと小野川充が抜擢される
小野川充は「凍て鶴」に異様な興味を示し
この作品のヒロインにかつて自殺サイトで
カリスマ的な存在であった木ノ瀬蓮美を
重ねる持論で待居を戸惑わせる
小野川は映画化の為と自殺サイトの謎を
解明していき真相に近づいていく
そんな小野川に待居は不気味さを覚える
好奇心と恐怖の心理サスペンス!

 


 

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ネタバレ・感想
まず思うのは雫井脩介は心理描写が上手い
「望み」「火の粉」同様に話に引き込まれる
序盤は小説家の待居と人気脚本家、小野川
のやりとりが中心で小野川が実にウザイ
待居目線で書かれており待居が可哀想だった


中盤、落花の会のメンバー山崎が発した
「パインさん・・・ですよね」
から読書をどんどん疑心暗鬼にしていく
ここから物語が面白くなり一気読み


それからは記者の今泉目線で書かれている
自殺サイトの中で殺人事件がある事が分かり
今泉はどんどん真相に近づいていく


しかし、今泉を誘導していたのは犯人で
今泉は犯人の罠に掛かり死んでしまう


終盤、今泉と連絡がつかず森を探索に
犯人のヒバは待居か小野川か!?
最後まで読めない展開で推理が楽しかった
そして「凍て鶴」が映画化されて良かった

最後に待居と小野川でどんなやりとりが
あったのかは謎だが面白かった
自殺がテーマだから登場人物が病んでるw
結局、待居が一番怖かった((((゜д゜;))))

ラストは以外な終わり方でしたが
伏線はしっかり回収されスッキリしました


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