
こんな人にオススメ
・ホラーやミステリーが好き
・どんでん返しを楽しみたい
・都市伝説が好き
あらすじ・内容
ライターの原田璃々子は東京23区のルポ
を書くため、いわくつきの場所を巡る
自殺の名所の団地、縁切り神社、
心霊写真が写る埋立地、刑場後など・・
暗い東京の闇を取材する璃々子だったが、
本当の目的は同行する島野仁の秘密を
探ることだった!
裏東京散歩ミステリー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネタバレ・感想
東京23区にまつわる怖い話とミステリー
本作がシリーズ1作目で5区書かれている
実際の歴史とホラーがミックスされて
面白かったし、勉強にもなり良かった
霊感が強い璃々子と先輩島野の掛け合いで
ストーリーが進行していく
世にも奇妙な物語みたいなテイストで
面白くサクサク読めた
板橋区の女では出版禁止のような仕掛け
があり楽しめた
絵馬に書かれた暗号は
つまにはかこのゆか
うれいいかるこわい。
かなし
最初読んだ時は分からず(=_=;)
解説を読んでやっと分かった
“か”なしにすると
つまにはこのゆうれいいるこわい。
↓
妻には子の幽霊いる怖い。
品川区の女は怖かった
警察官の木内は何者かの視線を感じていた
木内は璃々子が怪しと思い捜査するが
視線の正体は別にあった!
正体は木内が救助した藤川奈緒だった!
木内に近づく為に引越する
木内に会う為に放火する
木内に会う為に交際相手を刺す
もし、刺された佐々木が意識を
取り戻さなかったらと思うと怖い
さらに過激な事をしていただろう
そして、ホームレスは冤罪になっていた
木内に救助された時、震えていたが
これは恐怖からではなく歓喜からだった
大森貝塚での悲鳴も藤川の嫉妬から
狂った人の心はまさに幽霊より怖かった
どんでん返しもしっかりあり
島野は既に亡くなっていて
璃々子は島野の霊と会話していた
島野自身は自分が死んだと気づいていない
オカルト嫌いな所が面白かった
伏線もしっかり回収されてスッキリした
残った謎はひとつだけ
島野が触れてしまった東京の禁忌とは?
続編の「東京二十三区女 あの女は誰?」
に期待したい