こんな人にオススメ
・サクサク読みたい
・出版業界に興味がある
・クセのある主人公が好き
あらすじ・内容
殺人事件解決へのアドバイスを仰ぐため
神保町の書斎を訪れた刑事・明日香
そこにいたのは、流行作家の毒島だった
温和な笑顔の持ち主だが皮肉屋だった!
この男、歪んだ性格のトンデモ作家か?
はたまた推理さえる名刑事か!?
出版業界激震必至のミステリー!
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ネタバレ・感想
作家兼刑事でクセの強い毒島
設定が面白く物語に引き込まれる
中山七里作品の中でも異色の作品!
毒島と若手女性刑事を中心にした短編集で
サクサク読み進めることができた
犯人を推理するミステリー要素よりも
出版業界のブラックな描写を楽しむ作品で
読んでいて面白かった
作家志望者には変人が本当に多いのか?
文学賞を獲るのは狭き門であり
作品を書き続ける難しさもあったりと
出版業界の裏側を知れて良かった
小説の話にも出てきたが映像化による
「原作のレイプ」はファンからしても嫌な話
原作者や関係者の立場を考えると胸が痛い
本作はミステリー小説と見せかけて
作者側の意見を毒島に言わせている作品w
毒島の「うふ、うふふ、うふふふふ」が
気持ち悪いが、皮肉にも慣れてきたら
不思議と毒舌がクセになります
出版業界のクセの強い人間たちを
毒舌で一刀両断する毒島の姿は痛快!
次作ではミステリー要素を強めにして
どんでん返し&毒舌を長編で読みたい
ドラマ化もされており佐々木蔵之介が
毒島を熱演していて注目です!
歪んだ犯罪とさらに歪んだ刑事の
対決を楽しみたい方にはオススメです
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