サラリーマンの読書

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カテゴリ: ホラー

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・ゾワゾワしたい
・イヤミスが読みたい



あらすじ・内容
お姉ちゃんが首をつって死んだ
一緒に暮らしていたマンションの部屋で
3つ違いの姉・明香里は美人で成績優秀
両親にとっても自慢の娘だった
社内人2年目で仕事も順調だったのに何故?
姉のスマホに残された男4人のメッセージ
妹の穂乃花は姉を知る為に彼らに会う
待ち受けるのは衝撃のラストだった!



    




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ネタバレ・感想
井上剛は「悪意のクイーン」に続いて2冊目
本作もイヤミスで面白かった
冒頭で姉の自殺を発見する穂乃花
姉のスマホに残されたメッセージから
姉の自殺の理由を見つける為に行動を起こす
冒頭から物語に引き込まれた


責任感が強い姉・明香里
甘やかされて育った妹・穂乃花
姉の恋愛遍歴や4人の男性の発言の矛盾
から事件の真相にせまるミステリーかと
思ったが違っていた


佐々木隆也
・大学時代の彼氏でイケメン
・穂乃花とも面識あり

円美智彦
・ダメ男のカメラマン
・読モとして発掘してくれた

典宮航星
・高校生
・コンビニバイト

益田良一
・バツイチのサラリーマン
・風俗店の客


恋愛によって人が変わるのが面白かった
美智彦から裏切られ人間不信になったのが
全ての始まりだった
明香里は写真を撮って輝いている美智彦
が好きだったし明香里も輝いていた
紳士的で優しい隆也も好きだった


周りが振り向く程の容姿で性格もいいなら
そりゃーモテる人生だっただろう
(実際に同時期に3人にプロポーズされる)
4章まで読んで明香里の人物像が次第に
変わっていくのは面白かった
本当の姉はどの明香里だったのか?


「きっと、誰よりもあなたを愛していたから」
というタイトルは男側から見て誰(他の3人)
よりもあなた(明香里)を愛していた
と意味だと思っていた
しかし、エピローグで物語は一変する



まず、4章までに回収されなかった
ストーカーについて考察する
・大学4年から始まり現在進行形
・社会人生活を観察できる時間がある
・大学時代に感じていた視線の人物
そこから、穂乃花が怪しいと思っていたら
ビンゴだった((( ;゚Д゚)))ガクブル
穂乃花の執念が恐ろしい


そして、明香里は自殺ではなく
穂乃花が自殺に見せかけて殺していた
自殺の動機などあるはずがなかった

タイトルは穂乃花目線で
誰(姉を含む隆也を好きな女性)よりも
あなた(隆也)を愛していた
という意味だった


全てがわかった上でプロローグと第1章を
読み返すと穂乃花の怖さが引き立った
どんな気持ちで隆也と姉の馴れ初めや
付き合っていた時の話を聞いていたのか?
第1章の終盤の隆也に近づいて泣くシーン
は抱き締めてもらう為の演技だった


恋愛が恐ろしい程に人を変えた
明香里は心を病んで壊れていく
穂乃花は好きな姉を殺してしまう
それでいて平然としている穂乃花の
様子には狂気さえも感じた


明香里に悩みを相談できる親友が
いて気持ちを楽にできていたら
隆也の部屋に入ったストーカーが
穂乃花だと気付いていたら
隆也じゃなく良一を選んでいたら
明香里は殺されなかった
優しい姉には幸せになってほしかった


これから穂乃花と隆也はどうなるのか?
隆也に近づく女は排除するだろうし
穂乃花はあの手この手でアプローチ
するから付き合う事になりそうだ(*_*)
付き合った後も嫉妬深そうで怖い
ストーリー展開は予想しやすくミステリー
要素は少ないが面白かった
終盤のどんでん返し&ホラーは良かった

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こんな人にオススメ
・ゾクゾクしたい
・ミステリーが好き
・仕掛けを楽しみたい



あらすじ・内容
・不幸な出来事が続く大家族の
ドキュメンタリー
・ストーカー被害に遭っている
女性への密着ルポ
・自殺を思い止まらせる癒し集団
への体験取材
放送する予定で制作されたものの諸般
の事情から“お蔵入り”となったテープ
それらは半永久的に倉庫で眠っている
なぜ放送されなかったのか?
そこには、どうしても放送できない
恐るべか“真実”が隠されていた
あなたは隠れた真実が見えるだろうか…



   





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ネタバレ・感想
出版禁止」が面白かったので読んだ
今回も遊び心ある仕掛けか良かった
何が原因で放送できなかったのか?
どの話も意味が分かるとゾワゾワした
書き出しメモがヒントになっている


「呪われた大家族」
よくある大家族の密着物語だったが
父の敬一郎はキレたら暴力を振るう
不幸な出来事が続くのでお祓いを
するが、父だけはお祓いを受けずにいた
数日後に父は失踪してしまう


放送禁止になった理由
→取材対象者が失踪したため

書き出しメモ
・お父さんを楽にしてあげたい
・お父さんのための特別メニュー
・ジャストミート
・庭の情景、エンリケの墓
・子供が書いたクレヨン文字
 『おばけなんかいないよ』


物語の本当の意味
・お父さんを楽にしてあげたい
(殺して楽にさせてあげたい)

・お父さんのための特別メニュー
(肉に毒を盛って弱らせた) 

・ジャストミート
(弱った父をバッドで殺害)

・庭の情景、エンリケの墓
(エンリケも肉を食べたので死んだ)
 
・子供が書いたクレヨン文字
 『おばけなんかいないよ』
(本当は霊的な物はいない)

つまり、全てが敬一郎を殺す為に
仕組まれたことだった
心霊写真もお祓いをする為だった
お祓い中、林檎は演技をしていた
(父は霊的な物を信じてないので
お祓いを受けないと予測できた)
その結果、父だけが不幸な出来事(失踪)
が起こったように見せかけた




「ストーカー地獄編」
ストーカー被害に遭った希美が
偶然出会った筒井に相談した事から
取材を受ける事になった
取材中にストーカー男は姿を見せ
隠しカメラに姿を捕らえた
男は希美の過去の交際相手Aさん
だったが3年前に死んでいた
しかし、ストーカー行為は続き
希美は日に日に衰弱していく
そして、希美はある事を言い刑事事件
が発覚し放送禁止になった


放送禁止になった理由
→ある刑事事件が発覚したため

書き出しメモ
・ストーカーは普通、自分のことを
 ストーカーだとは思わない
 むしろ自分は被害者であると
・Aさんの家族写真(Aさん妹は30歳前後)
・新幹線がパパを殺したの


物語の本当の意味
・ストーカーは普通、自分のことを
 ストーカーだとは思わない
 むしろ自分は被害者であると
(Aさんをストーカーしていたのは希美)

・Aさんの家族写真(Aさん妹は30歳前後)
(Aさんの妹が筒井だった)

・新幹線がパパを殺したの
(新幹線の名前→“のぞみ”)


ジャーナリストの筒井令子は29歳
と冒頭に書かれている
“偶然”出会ったようになっているが
希美に復讐する為に計画を実行
ストーカー男は筒井が仕込んだ
もちろん、Aさんの妻は希美が犯人
と知って演技をしている
希美がラストに発言したのは
「Aさんは私が殺した」という事実
筒井→知っているので驚かない
スタッフ→その事実に驚愕した
死んでいた人物がストーカーする
ホラーかと思いきや復讐劇だった
確かに希美からしたらストーカー地獄
タイトル通りの物語で面白かった




しじんの村
自殺志願者を助ける村の集団への
体験取材を描くドキュメンタリー
一見、素晴らしい活動に見えるが……
自殺を防げずに自殺者が出てしまう
そしてリーダーの久根も自殺してしまう
自殺を防げずに悩んだ末の自殺か?


放送禁止になった理由
→リーダー久根の自殺

書き出しメモ
・久根さんを凝視している
 “フクさん”と“シュウさん”
・3年前、大切な人がいなくなって…
・個人的に辛い出来事がありまして…
・しじんの詩──
『人が最も美しい時 それは生と死の間』
『ね ね ね ね』
・私はこれからも、自殺志願者の
 手助けをしていきたいです


物語の本当の意味
・久根さんを凝視している
 “フクさん”と“シュウさん”
(復讐の機会を伺っている)

・3年前、大切な人がいなくなって…
(フクさん・・大事な人を亡くしている)

・個人的に辛い出来事がありまして…
(シュウさん・・フクさんと同様)

・しじんの詩──
『人が最も美しい時 それは生と死の間』
(死ぬ瞬間が最も美しい)

『ね ね ね ね』
(ね×4 → しね → 死ね)

・私はこれからも、自殺志願者の
 手助けをしていきたいです
(自殺の手助けをしたい


久根は善人に見えるが裏の顔があった
自殺ほう助とか怖すぎる((( ;゚Д゚)))
おそらく、フクさん&シュウさんに
復讐され殺されている

『しじんはしじんであり
 しじんにあらず』
漢字を混ぜて書いてみると・・・
“しじんは死人であり詩人にあらず”
タイトルがひらがなの意味が分かる
作者の遊び心が多くて面白かった

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・ゾワゾワしたい
・オゾミスが読みたい



あらすじ・内容
隙間風に苛まれる日々を脱すべく
念願の家を購入した賢二
愛する妻と娘て引っ越した新居は
暖かく快適な「まほうの家」だった
しかし、立て続けに起こる異変と
家の中に漂う誰かの気配が一家を
恐怖へと追い詰める
そして、とうとう死者が……
この悪夢の先にあるものとは!?



    




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ネタバレ・感想
これがデビュー作とは思えない完成度
構成がしっかりして面白かった
終始不穏な空気の中に謎をちりばめて
先が気になる展開が続く
序盤は幽霊が怖いのか?人間が怖いのか?
ただ、とにかく不気味だった


中でも上林のスマホの画面が暗くなった
ときに人の顔が映ったシーン
振り向いても誰もいない
天井(顔が映っていた場所)を見上げると
髪のようなものが引っ込むのを目撃する
これは怖すぎる((( ;゚Д゚)))


賢二はジムのインストラクターを
しながら家庭教師と塾の副業をこなす
タフで長身のイケメン(ハイスペック)
同僚の友梨恵と不倫関係にあった
ある日、友梨恵の元へ不倫の証拠写真
が送られてくる
怪しい言動から甘利を疑うが……
甘利は自宅アパートで遺体で発見される
このあたりから物語は一気に加速する
その後も友梨恵の夫の職場や実家へと
不倫の証拠写真が送られる
甘利じゃないなら誰なのか?
そんな中、第2の事件が起こる
友梨恵の遺体がマンションで発見される
離婚後だったので警察は自殺の可能性
を考えるが、ここ数日の様子からは
自殺するとは考えにくい
それでは誰が何の為に殺したのか?


・家に出てくる悪霊らしきもの
・不倫の証拠写真を送った人物
・甘利と友梨恵を殺した犯人


これらの犯人は全て同一人物で
何と・・・




本田だった!!




・家に出てくる悪霊の正体
本田が天井や地下に隠れていた
本田自身が設計してるし訳だし
住宅メーカーで担当者だから合鍵は
簡単に作ることができる
自分の家に他人が隠れているとか
怖すぎる((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

・不倫の証拠写真を送った理由
理想の家族を求めていた本田
清沢家が理想だったが友梨恵の存在が
目障りだったので警告していた
 
・甘利と友里恵を殺した理由
甘利に本田がしたことを突き止められ
口封じの為に殺害
友梨恵は警告したにも関わらず
賢二と会っていたことが分かった為
(無言電話を掛けた時に賢二が出た)

本田の執念と狂気が恐ろしい
やっぱり狂った人間が一番怖い
本田サイコパスぶりがヒドイ
天井裏は狭いし、暖かい家を作っている
地下スペースも膝くらいの高さ(゚д゚;)
そこに潜んでいる姿がヤバすぎる
しかも、清沢家に恨みがある訳でない
賢二のストーカーでもない
ただ、理想の家族と思い、“自分の家族”
とみなし自らが“家”となった
本田からしたら自分の家で自分の家族
と一緒に住んでいる思い込んでいる
一方で、清沢家の人達にバレては
いけないという常識的な考えも
持ち合わせているのでタチが悪い(笑)


兄・聡は統合失調症だった
妄想癖があり要注意人物として描かれ
賢二は兄を母に押し付けたことに
罪悪感を感じていた
兄はユキを本田から守ってくれた

また、賢二の記憶には無いが
父を殺した(正当防衛あるいは過剰防衛)
賢二を守ってくれていた
お兄ちゃん優しい( ノД`)…
おそらく、この時の精神的なショックが
兄の病気の原因と考えられる


終盤、本田と賢二は対決するシーン
ハラハラした
賢二の心理描写に臨場感があった
何とか危機を回避し生き延びた賢二
しかし、物語はこれだけでは終わらない
妻のひとみは悪霊と夫の浮気で精神的
にどんどん病んでいく
ラストシーンでは娘・ユキの目を刺す
という衝撃で物語は幕を閉じる
まさに、おぞましいオゾミスだった


清沢家はこれからどうなるのか?
導入部より考察する

「彼女が狂ってゆく。
それはじわじわ彼女を侵食し、狂気
しか持たぬ人間ならざぬものに変えた
間近でそれを見ていた私も
直に狂うだろう。──死ぬなら帰ろう。
かつて信じていた
スイート・マイホームへ」

ここでの彼女は本田ではなくひとみ
それを間近で見ていた私(賢二)も
直に狂うと示唆されている
自殺してユキの元へ行き、かつての
幸せだった時の家族に戻りたいと願う
賢二は近いうちに自殺するだろう
ひとみも狂ってしまうし
残されたサチが可哀想だった


主人公の賢二は
・父を殺す
・兄を病気に追い詰める
・不倫しひとみを悩ます


せめて賢二自身に報いが訪れるラスト
になって欲しかった
ホラーに加えミステリー要素あり
ハラハラするサスペンスもあって
大満足の1冊でした
他の作品も是非読みたい


2023年に映画公開予定
監督・斎藤工
主演・窪田正孝
誰が本田を演じるのか?
今から楽しみです( ・∀・)

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こんな人にオススメ
・サイコパス物が好き
・イヤミスが読みたい
・人間的な怖さを味わいたい


あらすじ・内容
20年ぶりに帰郷した了衛を迎えたのは
閉鎖的な村人たちの好奇の目だった
愛するワルツの名曲(美しく青きドナウ)
を通して、荒廃した村を立て直そうと
奮闘する了衛だったが……。
雄大な調べがもたらすのは天啓か?
厄災か?著者史上最狂・最悪の
どんでん返しミステリー!



   




―――――――――――――――――――――――



ネタバレ・感想
ほのぼのした田舎でのミステリーかと
思いきや想像できない展開の連続だった
読み終えたらタイトルが怖すぎた


美しく青きワルツが1冊を通して流れる
穏やかだったり、激しかったりして
まさに、了衛の心を描いていた
都会で挫折し限界集落にUターンした
了衛を待ち受けていたのは閉鎖的で
冷たい集落の人びとだった
みんな癖が強く曲者ばかりで嫌になる
こんなところには住みたくない


了衛は地域に溶け込もうと努力する
しかし、奮闘むなしく上手くいかない
やればやるほど空回りしてしまう
住民との溝もどんどん深くなる

・窓ガラスを割られる
・自転車を怖される
・放火される

犯人は住人の誰かで違いない
お金が無くなりハローワークに通うが
中々いい仕事は見つからずにいた
そんな苦しい精神状態の了衛にさらに
追い討ちを掛ける事件が起こる
精神的支えでもあった飼犬が殺され
これが引き金になり了衛は住人たちへの
怒りを爆発させる( ;゚皿゚)ノシ


常識人は能見だけだった
いつも了衛の見方だった能見に家を
空けるように誘導する了衛
その夜に能見以外の住人を殺害していく
了衛怖すぎだろ((( ;゚Д゚)))ガクガク
この残虐さが美しく青きドナウの
綺麗な旋律によって際立った


しかし、これだけで話は終わらない
一見、いい人そうだった能見だったが…






まさかの黒幕!!






全然常識人じゃなかった(笑)
能見自身も結核の件で住人を恨んでいて
了衛を上手く操り復讐の道具と利用
了衛への嫌がらせも能見の仕業だった!


そして、最後の最後でどんでん返し
終盤に「ヒートアップ」に出ていた
警視庁生活安全局の宮條が登場する
宮條いわく、閉鎖された製薬会社から
向精神薬が流れ井戸水に含まれている
この薬を大量摂取した場合は廃人になる
という恐ろしい話だった
了衛の家の井戸水では検出されず
能見の家の井戸水から検出されていた
という驚きの事実だった
この向精神薬はヒートだよなー
作品間リンクも楽しめる1冊


津山事件や山口連続放火殺人事件を
モチーフにしているのか?
読書感は悪いが、了衛の狂っていく
心理描写は人間の狂気を感じた

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こんな人にオススメ
・一気読みした
・ハラハラしたい
・どんでん返しが好き


あらすじ・内容
「突然のメッセージで驚かれれたこと
と思います。失礼をお許し下さい。」
送信した相手はかつて恋人だった女性
SNSで始まったぎこちないやりとりは
徐々に変容を見始める……
ジェットコースターのように先の
読めない展開と驚愕の驚愕のラスト
覆面作家による話題のデビュー作!


   


―――――――――――――――――――――


ネタバレ・感想
結婚式当日に失踪した婚約者を
Facebookで見つけた事から始まる
SNSでのメッセージのやりとりで
ストーリーが展開していく


序盤のやりとりで思ったのは
水谷側は未練たらたらで少し気持ち悪い
一途な想いの中に狂気を感じた
未帆子側は戸惑いを感じながらも
少しずつ歩みよっていく印象だった


未帆子の失踪理由が気になり
一気に物語に引き込まれた
終始メッセージ形式で描かれるのは
斬新で面白かった
まさか、伏線が未帆子の返信の
タイミングにあるとは思わなかった


水谷が住所を聞いてくるところは怖い
教えたら絶対くるやん((( ;゚Д゚)))


水谷側だけ読めば
→過去を引きずった純愛物語

未帆子側だけ読めば
→しつこいストーカー男


水谷側と未帆子側で見え方が違う
まさに“ルビンの壺”だった
人間は少なからず秘密や嘘がある
同じ物事でも感じ方が全然違う
そこが面白くも怖かった
人の表面だけや聞いた話だけで
その人を判断してしまいがちだが
それが正しいとは限らない


一つ残る謎はどうして未帆子は
幼女殺人犯の元彼からのメッセージ
に返信したのか?
もう大丈夫と思ったのか?
水谷の現在を知りたかったのか?
昔の美しい思い出がよみがえったのか?
まあ、返信がないと物語が進まないので
考えても仕方ないが(笑)


短い作品ながらもサクサク読める
最後の未帆子の一言で読者(水谷視点)
から見えていた未帆子の印象を壊す
衝撃があった(*゜д゜*)
全てをわかった上で読み返すと

・伏線がたくさんある
・水谷の執念や気持ち悪さ
・未帆子の二面性

一度目と違った見方で楽しめる作品
ミステリーと思っていたが実際には
ゾワゾワするホラーだった
どんでん返しも予想出来なくて良かった
読みごたえがあり面白い作品でした

覆面作家なのも気になります
2作目「はるか」もどんでん返しあり
こちらもオススメです

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