サラリーマンの読書

読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

カテゴリ: ミステリー

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こんな人にオススメ
・イヤミスが好き
・一気読みしたい
・女の嫉妬話が読みたい



あらすじ・内容
亜矢子の最近の苛立ちの原因は、
ママ友仲間の麻由による理不尽な嫌がらせ
ママ友仲間で唯一独身である時枝や
旧友の志穂を心の支えにしていたが、
育児に無関心な夫やストレスで亜矢子は
追い詰められて幸せな日常から転落する
その破滅の裏側には「悪意」が存在していた!
二度読み必至の傑作心理ミステリー!




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ネタバレ・感想
裕福な家庭で何不自由なく育ち
学生時代はトップの成績でクイーンと
呼ばれていた亜矢子
子供が出来るまではバリバリ働き
住まいは高級住宅街でまさに完璧

物語は現在の亜矢子と過去の日記の視点
を交互に描きながら進んでいく
日記を書いているのは誰だろうと
予想しながら読み進めた


ママ友仲間では時枝が怪しかったので
日記を書いている香月=時枝は予測できた
時枝の復讐に対する執念は凄まじい!
計画的で冷静に行動していて怖さがあった


ただ、驚いたのは時枝だけではなく
志穂も悪意を持っていた!
志穂は時枝が学生時代の同級生と分かるが
亜矢子の転落を見届けていた
そもそものきっかけを作ったのは志穂で
学生時代からの嫉妬が事件になった


亜矢子には全然感情移入できないが
心の支えだった時枝と志穂から恨みや
妬みを持たれていたのは可哀想だった
本人が何も知らない事は怖く感じた


ラストは時枝の遺体をスーツケースに入れ
引越を代わりにするシーンで終わる
その後はどうなるのか?

・遺体を処分し隠し通す

・自首し罪を償う

亜矢子の立場から考えると
自首はしないで隠しながら生きそう
引越後が気になります

嫉妬や妬みは誰にでもあるもの
嫉妬と勘違いから生まれる悲劇で
悪意によって人生が狂ってしまう話だった

読みやすく展開が気になり一気読み
他の作品も読んでみたくなりました


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こんなにオススメ
・イヤミスが好き
・どんでん返しで騙されたい
・ダークな内容の本を読みたい


あらすじ・内容
我が家を地獄に落としたのは母でした
娘の口から明らかになる異常犯罪
保険金目当てで家族に手をかけた母親
巧妙な殺人計画、殺人教唆、資産収奪・・
唯一生き残った次女の口からから、
信じがたい「鬼畜の家」の実態が明らかに!
人間の驚くべき欲望、驚愕の真相があった
衝撃のどんでん返しミステリー!

 


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ネタバレ・感想
探偵のインタビュー形式で物語が進行し、
色々な人から話から真相に迫っていく
二転三転する展開が面白い


母親の郁恵は息子を異常に溺愛するが、

その息子は引きこもりだし
次女の由紀名は育児放棄されて引きこもり

まともなのは優秀な長女、亜矢名のみ郁恵は金への執着が凄すぎる!
貴志祐介の『黒い家』みたいだった


・夫を自殺に見せかけ殺害
→保険金を不正受給する

・由紀名を養子縁組にする
→養子縁組先の資産を相続させ奪う

・ベランダの手すりを加工して
 由紀名を殺害しようとする
→結果的に亜矢名が死んでしまうが
 大家から多額の慰謝料を受け取る

・由紀矢を自動車事故に見せかけて
 殺害する計画を立てる
→運転を誤り郁恵と息子が事故死


家族関係も異常で、まさに鬼畜の家!
イヤミス好きの心をくすぐられる設定
悪すぎる母親だなーと読み進めると
後半に思いもよらない展開が待っていた


生き残った由紀名は施設に入り
引きこもりから社会復帰していく
保険金を出し渋る保険会社に対して
悩ませる由紀名ため、元刑事で探偵が
調査を進めると驚くべき真相が!


 


ベランダから転落死した亜矢名は実は・・
由紀名だった!!
亜矢名が由紀名に成りすましており
郁恵と長男は引っ越しの日に殺害し
大型冷蔵庫に隠し大型犬に処分させる 
保険金を得る為に車の事故を装う
本当の鬼畜は「亜矢名」だった!




伏線も見事に散りばめらていた
・ペンだこ
・左利き
・猫アレルギー
・大型の冷蔵庫
・大型犬
・若く見えた郁恵


聞き手である探偵の視点で進行するので
自分が探偵をしている気分を楽しめました
作者が元弁護士だけあってリアルな作り
物語の後半からはしっかり伏線回収


郁恵が若いと言う証言でようやく
「すり替わっているのでは?」
と気付きました(*^_^*)
初めての作者でしたが他作品にも期待!

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こんな人にオススメ
・倒叙ミステリーが好き
・頭脳戦を楽しみたい
・色々な角度から物語を見たい


あらすじ・内容
余命半年のガン告知を受けた社長の日向は
社員の梶間に自分を殺させる最期を選んだ
日向には、創業仲間だった梶間の父を
殺した過去があった!
梶間を殺人犯にさせない形で殺人を実行
させるために幹部候補を研修に参加させる
彼の思惑通りに進むかな見えたが、
ゲストの碓氷優佳の推理が日向の計画を
狂わせ始めた・・・
殺人は成功するのか!?
碓氷優佳シリーズ第2弾!!


 


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ネタバレ・感想
「扉は閉ざされたまま」に次ぐシリーズ2作目
今回も碓氷優佳の推理が炸裂する!



・殺されたい日向
・殺したい梶間
・そして阻止したい碓氷優佳

 
この3者の駆け引きが面白い
前作同様に観察眼が鋭く恐ろしく
頭脳戦を繰り広げていく


冒頭は119番への通報シーンから始まる
日向は殺されたのかーと思いながら読んだ
すぐに犯行が起こって梶間vs優佳の展開かと
思いきや中々犯行は起こらない


「殺されたい側」が「殺したい側」の為に
殺しやすい環境を作り
この2人の視点で物語が進行していく



そして「探偵」は殺人が起きないように
防ぐという設定が斬新で良い


頭脳戦も面白く読み応えがあった
相変わらず恐ろしく頭がキレます!


ラストは梶間が日向の部屋に入るシーンで
終わり、どちらが死んだか分からない
結末は読者に委ねる形でした
私は梶間の殺人が成功したとおもます

シリーズ3作品目『彼女が追ってくる』
もありますので気になる方はどうぞ


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こんな人にオススメ
・不思議な話が好き
・色々な謎を解きたい
・騙されたい




あらすじ・内容
『月の裏側』の塚崎多聞、再登場!
旅をテーマにした不思議で怖い話

音楽ディレクターの多聞の妻はフランス
に突然里帰りし、音信不通状態に
多聞は妻の実感を訪ねるも連絡がとれない
多聞は途方に暮れ、別居生活をおくる
そこに、3人の友人が多聞を旅行に誘う
4人はそれぞれ怖い話を披露するが・・・

ー俺さ、お前の奥さんは、
ーもうこの世にいないと思う
ーお前が殺したから
(「夜明けのガスパール」)

 


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ネタバレ・感想
旅行をテーマにした5つの短編集
ストーリーには不思議な世界観があった



・木守り男
大学の先輩 田代が言った「コモリオトコ」
多聞は川沿いを散歩している時に
ケヤキの茂みにしがみついている
痩せた骸骨のような男を目撃する


また、ベビーカーを押す「子守り男」
も出てくる
赤ちゃんの風車の色は謎だが
多聞が考えるように何かのメッセージか?


おそらく未来を予測する何らかメッセージ
田代はそのメッセージを理解している
70年代ハウスに謎を解く鍵がありそう



・悪魔を憐れむ歌
「聞くと死んでしまう音楽」
誰かが勝手につけた名、セイレン
セイレンを探しに奈良に向かう多聞

面白いが怖い
世にも奇妙な物語のような感じ
山が鳴るのは聞きたくない



・幻影キネマ
自社のミュージシャンの里帰り話
舞台は広島の尾道
どこか浮かない顔をしている保
彼が帰省し、映画の撮影を見学すると、
誰かが死ぬという話
死んだ3人には腕や足に切り傷があった

映画の撮影見学→人が死ぬ
と保は無意識に行動してした
(傷は保がつけている)

多聞が止めなかったらもう1人犠牲者が
出ていたかもしれない
保自身は事件を起こしている自覚は無く
読んで思い込みは怖いと思った

あと、尾道ラーメンが美味しそう
映画のロケ巡りしてラーメン食べたい



・砂丘ピクニック
翻訳家の楠巴と消える砂丘の謎を解く話
砂丘は消える訳がないので
夢見を見ていたか目の錯覚と予想
多聞らも月夜に砂丘を見下ろした為
窪地に見えたのではないかと想像する

また、美術館の人が消えた謎もあり
美術館に入った人が出てこない!?
ハンカチのリバーシブルがヒントで
男がジャケットを裏返して着たトリック
なぜ、多聞たちに気付かせたのか?
そして、翌日美術館は突然の休館
美術館で何があったか知りたい



・夜明けのガスパール
多聞と友人3人が夜行列車で会談話をし
さぬきうどんを食べる旅に行く話
多聞の回りでは不思議な事がよく起こる
多聞は客観的に物事を捉える冷静な男

会談話では
「元カノの子供に幽霊が遭いにくる」
「手術で腹を開いたら大量の髪の毛が」
みんなの話が気味が悪く怖い

今まで通り多聞が解決していく!
と思いきや最後は多聞自身の話

多聞は失踪した妻から送られてくる写真
の話をするが・・・
それは多聞自身が送付していた!

多聞は実父が死んだショックから
妻が失踪した妄想を抱いていた
その事を気付かせる為の旅行だった
友人の優しさに心暖まる話だった
最後に多聞に焦点があたる驚きの展開
不気味さありミステリーありで
楽しくサクサク読めました 


多聞シリーズのには『月の裏側』もあり
そっちも読みたくなりました


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こんな人にオススメ
・どんでん返しが好き
・渡瀬&古手川のコンビが好き
・伏線をしっかり回収したい



あらすじ・内容
埼玉飯能市を震撼させた“カエル男殺人事件”
から10ヶ月、事件を担当した精神科医の
御前崎教授の自宅が爆発された
家からは粉砕・炭化した死体が出てきた
そして、あの幼稚な反抗声明が見つかる!
協力要請がかかった渡瀬&古手川コンビ
がふたたびカエル男に挑む
二転三転する怒濤の展開と激震のラスト
「連続殺人鬼カエル男」の第2弾!!
ふたたび起こる悪夢の先にあるものは!? 




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ネタバレ・感想
前作「連続殺人鬼カエル男」が面白かった
本作も期待しながら読み進めた

やっぱり渡瀬&古手川コンビは良い
また、ただのミステリーではなく
刑法39条や医療刑務所の課題などの
テーマも描かれていて勉強になった


前作で黒幕だった御前崎教授も冒頭に
爆発され殺害されるし
当真勝雄が怪しいが爆弾は作れない
協力者がいるのだろうか?
いきなり謎だらけで物語に引き込まれた

しかも渡瀬&古手川コンビだけでなく
御子柴まで出てきて嬉しかった
さゆりも医療刑務所から脱走するし
先の展開からが気になり一気読み(*^_^*)


御前崎教授があっさり殺されるハズは
ないし、もしかして生きてるのか?
と思ったら生きていた!!
ただ実行犯とは予測できなかった

ラストは脱走したさゆりが古沢をナイフで
襲う描写で終わっており伏線を回収
スッキリするラストでした


刑法39条の心神喪失者の行為は罰しない
という事は頭では分かっている
ただ、自分の周りで被害が出れば
小説に出てくる遺族と同様に許せない

古沢は刑を軽くするためにわざと
心神喪失者のフリをした詐病だった
現実の世界でも同様の事をする奴もいる
司法で裁く事が出来ないのは問題である
古沢はさゆりによって裁かれたが
色々と考えさせられる作品だった


また、巻末に作品毎の紹介ページ有り
作品間の登場人物リンクが多い作者なので
まとめがあるのはとても便利でした

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