サラリーマンの読書

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カテゴリ: サスペンスミステリー


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こんな人にオススメ
・主人公の成長を楽しみたい
・リアルなストーリーが好き
・一気読みしたい


あらすじ・内容
ケースワーカーの山川が殺された
新人職員の牧野聡美は彼の後を継ぎ
生活保護世帯の訪問支援の担当になる
仕事熱心で人望も厚い山川だったが
受給者を訪ねるうちに不審な点に気づく・・
生活保護の闇に迫る、渾身のミステリー!


 


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ネタバレ・感想
柚月作品はまず、心理描写が丁寧
ストーリーもリアリティがあるので
感情移入しながらサクサク読める

本作は生活保護の闇を焦点にしている
新人職員の聡美は山川の仕事を引き継ぐ
生活保護受給者を訪問していくと
不審な点がどんどん浮かび上がる
生活保護の不正受給疑惑や貧困ビジネス、
ヤクザの関与や医療機関の不正関与など
かなりリアリティがあって読みごたえアリ

当初はケースワーカーの仕事が嫌だったが
終盤は責任感や使命感を持った職員へ
聡美の真面目な性格に好感が持てた
同僚の小野寺もなんだかんだでいいキャラ
事件の真相にケースワーカーの立場から
迫っていくコンビも良かった

若林刑事は目つきや口は悪いが
熱い信念を持ったいい刑事だった
聡美の緊急事態にはやや暴走していたが
迅速で的確な指揮を取っていた!
若林の判断が無ければ聡美は殺されていた
魅力的な刑事だったので続編が見たい

ミステリー要素もあり良かった
山川の高級腕時計などミスリードも
推理しながら読むには面白かった
終盤のハラハラした展開は一気読み
最後は未来に希望を持たせる終わり方で
読み終えた後は爽快感があり良かった


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こんな人にオススメ
・スリリングな展開が好き
・心理描写を楽しみたい
・一気読みしたい







あらすじ・内容
臨床心理士の佐久間美帆は藤木司という
20歳の青年を担当することになる
司は人の感情が色で分かる「共感覚」を
持つ不思議な青年だった
司は福祉施設に入所していた少女、彩の
死は自殺ではないと主張する
美帆はその主張を信じる事が出来なかったが
司の治療の為にもと調査をはじめる
友人の警察官、栗原と捜査を進めていくと
恐る恐る事実が明らかになる・・・


驚愕のサスペンスミステリー! 



柚月祐子の「このミス大賞」受賞作品!


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ネタバレ・感想
彩が手首を切って救急搬送されている
シーンから物語は始まる
声の色が見える「共感覚」の司と
臨床心理士の美帆を中心に話が進んでいく
序盤から話に引き込まれ一気読み


新米臨床心理士の美帆は患者の司の為と
一生懸命に捜査を進めていく
捜査をしていくと彩がいた障害者施設に
不審な点がどんどん出てくる

捜査する美帆が危なっかしい
警察官の友人がいて本当によかった
栗原がいなかったら絶対に死んでる


障害者施設の施設長、安藤の死から
黒幕は誰かと推理にも熱が入っていく
話の内容は障害者施設の影をテーマ
にしており重々しかったが
テンポよく展開するので読みやすい


USB解読作業で部屋に二人きりのシーン
では怖すぎて本当にハラハラした
ドキドキしながら読み進めた
黒幕は予想できたが面白かった


患者一人一人と深く向き合うのは難しく
理想と現実は違う問題も考えさせられた
美帆は司に対して真摯に向き合っており
いい臨床心理士になると思った




エピローグはいい話でほっこりした
厳しく口うるさい内田はいい人で


「そこは素直に認めます
 あなたも辛かったでしょう
 よくがんばりましたね」


この言葉で美帆も救われたと思う
実は優しいく思いやりのある人だった
内田の真意が分かり納得できた




ラストの司が退院するシーンも感動した


司  「おれと別れるの、寂しいだろ」
美帆 「とんでもない~ほっとするわ」

こんなやりとりが出来る程の
信頼関係が出来上がっていた
もちろん、美帆の声の色は赤(嘘)
司は僅かに微笑み無言でタクシーに乗る


柚月祐子は初めて読んだが
心理描写が丁寧で良かった
デビュー作でこの出来は凄い
他の作品も読んでみたくなりました


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こんな人にオススメ
・ハラハラする展開が好き
・心理描写を楽しみたい
・伏線を回収しスッキリしたい





あらすじ・内容
新進作家の待居涼司の小説「凍て鶴」の
映画化が決まり監督に人気脚本家である
オノミツこと小野川充が抜擢される
小野川充は「凍て鶴」に異様な興味を示し
この作品のヒロインにかつて自殺サイトで
カリスマ的な存在であった木ノ瀬蓮美を
重ねる持論で待居を戸惑わせる
小野川は映画化の為と自殺サイトの謎を
解明していき真相に近づいていく
そんな小野川に待居は不気味さを覚える
好奇心と恐怖の心理サスペンス!

 


 

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ネタバレ・感想
まず思うのは雫井脩介は心理描写が上手い
「望み」「火の粉」同様に話に引き込まれる
序盤は小説家の待居と人気脚本家、小野川
のやりとりが中心で小野川が実にウザイ
待居目線で書かれており待居が可哀想だった




中盤、落花の会のメンバー山崎が発した
「パインさん・・・ですよね」
から読書をどんどん疑心暗鬼にしていく
ここから物語が面白くなり一気読み




それからは記者の今泉目線で書かれている
自殺サイトの中で殺人事件がある事が分かり
今泉はどんどん真相に近づいていく




しかし、今泉を誘導していたのは犯人で
今泉は犯人の罠に掛かり死んでしまう




終盤、今泉と連絡がつかず森を探索に
犯人のヒバは待居か小野川か!?
最後まで読めない展開で推理が楽しかった
そして「凍て鶴」が映画化されて良かった

最後に待居と小野川でどんなやりとりが
あったのかは謎だが面白かった
自殺がテーマだから登場人物が病んでるw
結局、待居が一番怖かった((((゜д゜;))))

ラストは以外な終わり方でしたが
伏線はしっかり回収されスッキリしました

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こんな人にオススメ
・サイコパス物が読みたい
・ハラハラした展開が好き
・一気読みしたい



あらすじ・内容
幼い子供を含む一家3人が殺害される
という悲惨な事件が起こる
検察側は被害者と交友関係があった武内が
犯人と主張するが偽装工作により無罪に

この事件の裁判を担当した梶間勲は世論に
流される事なく無罪判決を出す
数年後、梶間の前に姿を表した武内
梶間の隣の家に偶然引っ越してくるが
それが悪夢の始まりだった・・・

 


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ネタバレ・感想
タイトル通り自分に降りかかる「火の粉」
に対して翻弄される男の物語でした


まず武内がサイコパス過ぎて怖すぎる
善人の仮面を被った怪物((((゜д゜;))))
こんなヤツが隣に引っ越してきたら嫌だー




裁判官の梶間勲は誠実な裁判を行う一方

自分で死刑判決は出したくない性格

被告の武内は限りなく黒だったが検察側は
偽装工作の謎を解く事ができない
梶間は良心に従い無罪判決を出す
これが間違った判断だった!!


武内は友好的な人には親切だが
自分を警戒する人は徹底的に排除する
息子の嫁である雪見はその対象になり

家から追い出されてしまう


勲の妻である尋恵も当初は武内を信頼するが
様々な疑問や引っかかりを覚えるように


勲は自分の判決に納得はしていたが
次第に「殺人鬼を放ってしまったのか?」
と自責するようになる


最後の武内の別荘のシーンは圧巻
勲が別荘に着いた時には家族は武内に
襲われていた
勲は家族を守る為、怒りに震えながら
武内を大理石の灰皿で殴り殺してしまう
そして勲は裁判で有罪を言い渡されます
判決で始まり判決で終わるストーリー

一見善人に見える隣人の不気味さ
ハラハラした展開で一気読みしました
雫井脩介は「望み」も面白いです
この人は心理描写を書くのが上手い
他の作品も読んでみようと思いました

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こんな人にオススメ
・リアルな心理描写を読みたい
・感情移入する作品が好き
・やっぱりダークな雫井作品だ!






あらすじ・内容
建築家の石川一登は妻と兄妹の4人家族
平凡な暮らしをしていたのだが・・・
しかし、高校生の息子の友人が殺害され
同じ時期から息子が行方不明になる
関係者で行方不明者は3人
目撃者より逃走した犯人は2人
息子は加害者か被害者か?
息子への望みを描くサスペンスミステリー

 



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ネタバレ・感想
息子が加害者であれば犯罪者の家族として
世間から見られ今までの生活は崩壊する
被害者であれば息子は殺されている
どっちに転んでもバッドエンド
重い話だが息子の規士の安否が気になり
ページをどんどんめくってしまった


タイトルの「望み」の意味は重く
揺れ動く父母の葛藤がリアルだった

父親の立場で感情移入しながら読んだ
息子が被害者の場合、家族は救われる
息子が加害者でないと信じたい


一方、母は加害者でも生きていて欲しい
生きている事を信じ弁当の準備をする
自分が家族を支えるとい強さがあった

家族が加害者の物語はよくあるが
本作は終盤までどちらか分からない
最後は切ない結末になるが面白い作品


息子が持っていったと思われたナイフが
部屋で見つかった時、父は息子の死を確信
息子を信じる事ができなかった自分を責めた


自分の意思でナイフを置いていく判断を
した息子の規士は偉いと思った
これが息子が残した最後のメッセージに

父、母、妹の気持ちが痛い程分かり
終盤は涙が溢れた


息子の部屋でナイフを見つけた時の
父、一登の「馬鹿野郎・・・・・・」

母、貴代美の
「私は・・・・・・私は規士に助けられました」

繊細な心理描写で心を揺さぶられ
色々と考えさせらる作品でした


雫井脩介は「火の粉」以来でしたが
続きの展開が気になり一気読みしました

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