サラリーマンの読書

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カテゴリ: サスペンス

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・一気読みしたい
・どんでん返しが好き


あらすじ・内容
婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内
衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを
作中で殺してしまう
ファンからは罵倒の嵐だったが
その中に里美の死を予知する手紙があった
送り主の神崎とは何者なのか?
本当に予知能力などあるのか?
失われれた恋人への狂おしい想いの果てに
陣内がたどり着く予測不能の真実
最後の1ページではどんでん返しが!


 


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ネタバレ・感想
里美の死を予知した手紙から物語が加速
手紙の消印は事故の数日前だった
その為、陣内は手紙の送り主・神崎に
興味を持ち接触を試みる


最初は神崎の予知に対して懐疑的だったが
他にも予知を的中させて次第に信じていく
神崎の予知能力は本物なのか?
このあたりから先が気になり一気読み


また、陣内以外の視点でも描かれている
フリーターで漫画のファンである三好
勝ち組の陣内と負け組の三好
婚約者を亡くして失意の陣内と
彼女はいるが惰性で付き合っている三好
この対比する2人の戦いも物語の軸になる


ここから物語を解説していきます
まず、手紙の消印の謎は偽造すれば可能
事故が起こった後に手紙を作成
・作成した手紙を直接を持って行く
・手紙が届くまでの郵送時間を利用


神崎のマンションで予知した事故が
起きた事で神崎が怪しいと予想できた
映画館での事故で完全に陣内は信じたが
あれも神崎が仕込んでいれば可能
(実際に映画館近くで神崎と遭遇している) 


終盤のシーンでも読み応えがあった
陣内を殺そうとする三好だったが
神崎の助けもあり防ぐ事ができた
ここで助かったと安堵するも・・・



三好と一緒に神崎の部屋を訪れていた
細野も陣内に襲いかかってくる!
この時も神崎の助けで何とか凌ぐ事に成功
日付が変わり完全に安心しきる陣内
しかし、背中に熱い違和感を感じる
何と!仲間だと思っていた神崎から
包丁で刺されてしまいます
流石に浦賀和宏は簡単には終わらせない
最後まで読者を楽しませてくれます

神崎は旧姓で陣内が過去に付き合っていた
女性の母親でした
陣内に捨てられた事が原因で自殺した娘の
復讐を実行していた((((゜д゜;))))
漫画本の裏には復讐の為の本がズラリ
神崎の執念が凄まじく怖かった
予知能力を信じさせる為に罪を犯すし
タイトル通りに壊れていた


三好も漫画のヒロインが死んだという
理由で作者を殺そうとするし壊れていた
タイトルがしっくりきました




陣内が刺されてストーリーが終わるかと
思いきや、最後に最大のどんでん返しが!

プロローグとエピローグだけが現実
で本物の予知能力者は里美でした!!


これは予測できなかった
今回も浦賀作品に騙されました
最後に里美が電話をかけたのは誰なのか?
里美は予知を回避できるのか?
今回も大満足の浦賀作品でした

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・イヤミスを読みたい
・どんでん返しが好き


あらすじ・内容
高校の同窓会で再会した親友4人組
高校時代に自分達へ体罰を与えた教師
樫村へ仕返しの計画を立てる
(拉致して懲らしめ、スッキリする悪戯)
計画を実行し満足した4人だったが・・・
明くる日、樫村は死体となって発見され
自体は予期せぬ方向へ動きだす!
4人のうち誰が樫村を殺したのか?
洋輔は疑心暗鬼の中で犯人を探していく
どんでん返しミステリー!

 


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ネタバレ・感想
高校の同窓会で再会した4人組の親友
暴力教師、樫村へ仕返しを計画する
計画を実行して満足するが・・・
樫村は別の場所では死体で発見される
序盤から物語に引き込まれる

誰が樫村を殺したのか?
疑心暗鬼になる親友4人組
樫村を動かすのは1人じゃ難しい為
仲間の内、2人は殺人に関わっている
いったい誰が犯人なのか?


洋輔
・主人公で営業マン
・昔、兄(雅之)を事故で亡くしている
・たまに二重人格を思わせる会話あり

八真人
・洋輔が信頼する親友
・真面目で美男子
・高校時代に真理と付き合っていた

希一
・皆川不動産の若専務
・傍若無人な性格

和康
・小心者のフリーター
・樫村事件後に何者かに刺殺される

美郷
・同級生で洋輔の恋人

真理
・同級生で八真人の彼女だった
・高校時代に自殺している

ジョージ
・父親と浮気相手を串刺しにした噂あり
・都市伝説になっている

ストーカー男
・洋輔と美郷が付き合うきっかけになる
・ちょくちょく登場する謎の男


中盤まで読んで怪しいのは
主人公の洋輔とストーカー男
洋輔は二重人格のような描写が怪しく
ストーカー男とは溜め池で遭遇するし
美郷と繋がっているのも怪しかった
犯人は別人格の洋輔とストーカー男
の2人と予想するも・・・







予想は見事にハズレ(笑)






事件の真相はというと
樫村を殺人したのは・・・
ジョージ(ストーカー男)と美郷だった!
ジョージとストーカー男は同一人物で
真理の兄だった
動機は真理の仇を打ち復讐する事
真理は希一や和康に強姦されており
その復讐を実行していた
(八真人と洋輔は関わっているか分からず、
その事を調べる為に洋輔に近づいていた
八真人はクロで洋輔はシロだった)


現状が理解できない洋輔だったが
更なる事実をジョージから告げられる
洋輔の兄の事故ではなく
八真人が川に突き落としていた!


事件の流れとしては
八真人が盗撮騒ぎを起こす
→洋輔の兄(雅之)が居合わせていた
→八真人は雅之に逆らえなくなる
→八真人が雅之を突き落とす
→しかし、その瞬間を希一が見ていた
→八真人は希一に絶対服従
→八真人は秘密を洋輔に隠していた



ラストシーンでは
洋輔の目の前には縛られた希一と八真人
兄えもんが希一を突き落とす

洋輔は感情を遮断して八真人を突き落とす
激しい水音を立て八真人は水底へ
洋輔の泣きたい心情で物語は終焉する


・二重人格のミスリード(まさかの兄えもん)
・叙述トリック(ジョージの存在)
・どんでん返し(兄の事故の真相)
・イヤミスなラストシーン(救いが無い)


お腹いっぱいで満足な1冊でした
二重人格を匂わせながらの展開は見事!
伏線もしっかり回収されます

主人公と兄えもん以外悪いヤツばかり(笑)
結末は全く予想外で驚きました
結局、美郷が一番怖かった((((゜д゜;))))



ドラマ化もされています
洋輔・溝端淳平
美郷・瀧本美織
八真人・廣瀬智紀
ジョージ・永井大


原作のラストは流石に放送できない為
流石に原作とは違います

ドラマでは洋輔に情が湧いた美郷
→美郷がジョージに反撃する
→八真人、洋輔、美郷は逃げる
→八真人がジョージに殺される
→ジョージが美郷を殺そうとする
→ジョージ、美郷、洋輔揉み合いになる
→美郷がジョージを屋上から突き落とす
→美郷逮捕される(懲役20年)
→用意は美郷の釈放を待つと決意する

これでも原作と比べればハッピーエンド
ドラマは救いがあるラストになってます

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・ミステリーが好き
・謎や仕掛けを楽しみたい


あらすじ・内容
ライターの「僕」は、ある猟奇的殺人事件の
被告に面会後にいく
彼は2人の女性を殺した罪によって
死刑判決を受けていたが、動機は不可解
事件の関係性もどこか歪んでいる
この異様さは何か?本当に殺人なのか?
真相にだどり着けないのは必然だった
何故ならこの事件は・・・
話題騒然のミステリー!!





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ネタバレ・感想
2人の女を焼き殺した罪で死刑判決を
受けた猟奇的犯罪者の木原坂雄大
彼の狂気や闇を暴いていく小説・・・
かと思いきや全然違う話だった


ミステリアスな登場人物ばかりで
先が気になり一気読み必至
ページ数は少ないのでサクサク読み進めた
読み終えて思ったことは・・・


M・M とJ・Iって誰だ?
読み返すも作中には出てこない
普通に考えると

M・M→木原坂雄大
J・I →吉本亜希子
でもイニシャルが違う(?_?)
作中にはこのイニシャルは出てこない



終盤の「編集者」のセリフ
「物語の最初のページには彼らの名前を
書くことになる・・・
これは小説だから本文では仮名を用いた
けど、そこには彼らの本名を。」


イニシャルは本名の事でした!


ここでこの小説は「編集者」の小林が
交際相手、吉本亜希子の復讐の為、
ライターの「僕」に書かせた小説!
読者は「去年の冬、君と別れ」という
復讐の為の小説を読まされていました



話が少し複雑でしたが
時系列で要約すると


「吉本亜希子」木原兄弟に殺される
→「小林」が復讐の為に姉「朱里」を殺害
→その罪を「雄大」になすりつける
→この計画実行の記録を本にする
 (ライターの「僕」を利用する)
→それを本が好きな「亜希子」に捧げる
→復讐完結の為、「雄大」に真相を知らせる


「狂気」や「執念」テーマの小説で
登場人物はほぼ狂っていた
「小林」の狂気は異常な執着心からで
単なるミステリーではなかった
復讐の為に自分を捨てた「小林」
化け物になっても「亜希子」を愛していた


ただ、ひとつ「K2メンバー」が謎
「斎藤」と「小林」はメンバーと分かるが
他のメンバーは作中では明かされない
何のメンバーなのか?そもそも何なのか?
この伏線は回収して欲しかった


「僕」、「きみ」が章によって変わるし
「木原坂朱里」が「小林百合子」になるし
頭を整理しないと混乱しますが、
読み応えや仕掛けがあり満足な1冊でした

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・動機を推理したい
・心理描写を楽しみたい


あらすじ・内容
宮下愛子は幼い頃、偶発的に起こった
誘拐に巻き込まれて失明してしまう
そして12年後、彼女はまたしても
何者かに連れ去られてしまう
一方、人気漫画家の江間礼遠は失踪した
優奈を必死に探していた
優奈は過去の誘拐事件の加害者の娘だった
長い歳月を経て起きた誘拐事件
「加害者」と「被害者」の事件は偶然かなのか?
急展開する圧巻のサスペンスミステリー!






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ネタバレ・感想
伏線がたくさんあり、割と早い段階で
犯人は礼遠と予想できた
ただ、動機か全く分からなかった
なぜ誘拐事件を起こしたのか?


読み進めると理由が分かり・・・
失踪した妻を警察に捜させるためだった!
う~ん、納得いかない(x_x;)
妻、優奈を思うが故に起こした誘拐!
思いが強すぎて、人の気持ちが分からない
良かれと思いした行動で優奈を追い詰め
周りの関係ない人まで巻き込んでいた


誘拐された愛子とその家族が可哀想だった
警察を動かすのが目的ならもっと
丁寧に愛子を扱うべきだったと思う


礼遠が誘拐事件を起こすのは
自分勝手が過ぎるのか?
優奈を愛していたからか?
いずれにせよ優奈に依存し過ぎていた


心理描写が丁寧で上手く描かれていて
・精神的に追い詰められた優奈
・誘拐された愛子と両親
には感情移入できて一気読みでした


愛子は誘拐されたが逞しく強かった

誰を責めるでもなく自ら成長する姿に
希望が見えて心が暖かくなった
今後、愛子一家は幸せになって欲しい


また、サブテーマには夢を諦めない事や
何気ない言動が相手に負担を掛ける事
などが繊細に描かれていた


それぞれの登場人物が事件を通して
本当の「自分の気持ち」に気付いていた
ラストでは愛子も優奈も未来に向かって
前向きに生きる事を予感させる終わり方
読了感は爽やかで良かった

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こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・頭脳戦を楽しみたい
・サイコパス物が読みたい


あらすじ・内容
並木直俊は決意した「3人の人間を殺す」
完璧な準備を整え、自らには疑惑が
かからないような計画で
標的は、仁美、真理江、幸の美女たち
倫理観?命の尊さ?そんな問題ではない
「破滅」を避ける為には、彼女たちを
殺すしかないのだ!!
しかし、事態は思わぬ方向へ転がり始める
驚愕と緊迫の連続殺人ストーリー





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ネタバレ・感想
並木は、たった一晩で何人もの親しい
友人たちを殺害する
1人目の恋人あかねは正当防衛だった
その殺人をきっかけに次々と人を殺す
物語はほぼ並木の視点で描かれおり
「殺人」にあたる緊張と興奮、そして快感
を丁寧に描写していて緊迫感があった


殺人という極限状態の中で冷静に判断して
行動する並木が怖かった((((゜д゜;))))
普通に考えて一晩で3人を殺す事は難しい
しかも、準備もしていない
ぶっつけ本番で数時間しか猶予は無い

・そもそも彼女たちは家にいるのか?
・1人でいるのか?彼氏は?友達は?
・ドアを開けてくれるのか?

不確定要素が多くて行き当たりばったり
その中で効率良く、証拠を残さずに
頭をフル回転させながら行動していく
並木の視点で「自分ならどうするか?」と
考えてながら読んだのでハラハラした


動機は隠されながら物語は進行するが
分かった時は少し腑に落ちなかった
並木は「覚醒」止めようと行動したが、
自分自身が「覚醒」してしまう事になる
結局、幸も「覚醒」してしまい
被害者支援団体の関係者は殺害され
誰も救われていない


面白かったが、それよりも・・・
こんな石持浅海は読んだ事が無い
ロジカルで息を呑む頭脳ミステリーを
想像していたらシリアルキラー?
これが一番驚きました


本作は幸の今後が気になる終わり方
「覚醒」した幸の続編が読みたい!
できる事なら作品間リンクさせて
座間味くんか碓氷優佳と対決して欲しい

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