サラリーマンの読書

読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

カテゴリ: サスペンス


yen-2177672__480



こんな人にオススメ
・主人公の成長を楽しみたい
・リアルなストーリーが好き
・一気読みしたい


あらすじ・内容
ケースワーカーの山川が殺された
新人職員の牧野聡美は彼の後を継ぎ
生活保護世帯の訪問支援の担当になる
仕事熱心で人望も厚い山川だったが
受給者を訪ねるうちに不審な点に気づく・・
生活保護の闇に迫る、渾身のミステリー!

 



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ネタバレ・感想
柚月作品はまず、心理描写が丁寧
ストーリーもリアリティがあるので
感情移入しながらサクサク読める

本作は生活保護の闇を焦点にしている
新人職員の聡美は山川の仕事を引き継ぐ
生活保護受給者を訪問していくと
不審な点がどんどん浮かび上がる
生活保護の不正受給疑惑や貧困ビジネス、
ヤクザの関与や医療機関の不正関与など
かなりリアリティがあって読みごたえアリ

当初はケースワーカーの仕事が嫌だったが
終盤は責任感や使命感を持った職員へ
聡美の真面目な性格に好感が持てた
同僚の小野寺もなんだかんだでいいキャラ
事件の真相にケースワーカーの立場から
迫っていくコンビも良かった

若林刑事は目つきや口は悪いが
熱い信念を持ったいい刑事だった
聡美の緊急事態にはやや暴走していたが
迅速で的確な指揮を取っていた!
若林の判断が無ければ聡美は殺されていた
魅力的な刑事だったので続編が見たい

ミステリー要素もあり良かった
山川の高級腕時計などミスリードも
推理しながら読むには面白かった
終盤のハラハラした展開は一気読み
最後は未来に希望を持たせる終わり方で
読み終えた後は爽快感があり良かった

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

analysis-2030265__480


こんな人にオススメ
・ハラハラ、ゾワゾワしたい
・サスペンスホラーが読みたい
・スリリングな展開を楽しみたい




あらすじ・内容
右方にある瑕に苦しむ主人公の君島典子
どんな治療もほとんど効果が無く、
病院を転々としていた
主治医から遺伝子治療を提案され受諾
典子は主治医とともに山奥にある研究施設
へ向かうが・・・
車での道中で事故に遭ってしまう
ようやくたどり着いた研究施設には
何体もの死体が転がっていた!
ここには凄まじく危険な何かいるでも・・・
衝撃のサスペンスホラー!

 

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ネタバレ・感想
誉田作品は【ストロベリーナイト】などの
姫川シリーズが有名

今回の作品はサスペンスホラー
姫川シリーズとは全く違う作品だった

典子は治療で研究施設へ向かうが道中で
事故に遭ってしまう
やっとの思いで着いた研究施設だったが・・・
研究施設を調べていくと死体が転がっている
ここで一気に作品に引き込まれる

外は大雪、道は雪崩で逃げる事はできない
死体は何体も転がっている
ハラハラする展開でドンドン読んでしまう


ミステリー要素はあるのかと推理しながら
読んだら、それ以上の衝撃があった
まず、死体発見時に嘔吐してしまうが
再度、その場所に行くと何者かに
拭き取られている!?
誰かそんな事を、何の為にしたのか?
読み進むと理由が分かるがゾワゾワした

主治医の野本先生は死んで欲しくなかった
妹を守り続けたお姉ちゃんは切なかった
来世では幸せになって欲しい

最後はペンションを経営してホッコリする
シーンも見られるようになるが、

「ここ1年ほど、ちらほら見かけように
なってキタ東京近郊からお出になる、
黒い羽のお客様。」

でまたゾワゾワした((((゜д゜;))))
どんどん増える怖さを含ませる終わり方
医療ミステリーと思いで読んでいたので
想像を大きく超える衝撃でした

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

heart-665186__480


こんな人にオススメ
・スリリングな展開が好き
・心理描写を楽しみたい
・一気読みしたい




あらすじ・内容
臨床心理士の佐久間美帆は藤木司という
20歳の青年を担当することになる
司は人の感情が色で分かる「共感覚」を
持つ不思議な青年だった
司は福祉施設に入所していた少女、彩の
死は自殺ではないと主張する
美帆はその主張を信じる事が出来なかったが
司の治療の為にもと調査をはじめる
友人の警察官、栗原と捜査を進めていくと
恐る恐る事実が明らかになる・・・

驚愕のサスペンスミステリー! 




柚月祐子の「このミス大賞」受賞作品!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ネタバレ・感想
彩が手首を切って救急搬送されている
シーンから物語は始まる
声の色が見える「共感覚」の司と
臨床心理士の美帆を中心に話が進んでいく
序盤から話に引き込まれ一気読み


新米臨床心理士の美帆は患者の司の為と
一生懸命に捜査を進めていく
捜査をしていくと彩がいた障害者施設に
不審な点がどんどん出てくる

捜査する美帆が危なっかしい
警察官の友人がいて本当によかった
栗原がいなかったら絶対に死んでる


障害者施設の施設長、安藤の死から
黒幕は誰かと推理にも熱が入っていく
話の内容は障害者施設の影をテーマ
にしており重々しかったが
テンポよく展開するので読みやすい


USB解読作業で部屋に二人きりのシーン
では怖すぎて本当にハラハラした
ドキドキしながら読み進めた
黒幕は予想できたが面白かった


患者一人一人と深く向き合うのは難しく
理想と現実は違う問題も考えさせられた
美帆は司に対して真摯に向き合っており
いい臨床心理士になると思った


エピローグはいい話でほっこりした
厳しく口うるさい内田はいい人で

「そこは素直に認めます
 あなたも辛かったでしょう
 よくがんばりましたね」

この言葉で美帆も救われたと思う
実は優しいく思いやりのある人だった
内田の真意が分かり納得できた



ラストの司が退院するシーンも感動した

司  「おれと別れるの、寂しいだろ」
美帆 「とんでもない~ほっとするわ」

こんなやりとりが出来る程の
信頼関係が出来上がっていた
もちろん、美帆の声の色は赤(嘘)
司は僅かに微笑み無言でタクシーに乗る



柚月祐子は初めて読んだが
心理描写が丁寧で良かった
デビュー作でこの出来は凄い
他の作品も読んでみたくなりました

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

moon-597336__480


こんな人にオススメ
・自分の本当の居場所が分からない
・お金と依存がテーマの話を読みたい
・繊細な心理描写を楽しみたい



あらすじ・内容
結婚を機に家庭に入った梨花は幸せな日々
を過ごすが、次第に窮屈さを覚える
気持ちも同様に暗くなっていく

友人の中条亜紀の勧めで再び働きに出ると
仕事は楽しく性格も明るさを取り戻す
しかし、夫は梨花が働く事が面白くない
小さな違和感が重なりすれ違いになる

そんな日常が続いている時に
顧客である平林浩三の孫、光太に出会う
そして光太に惹かれ親密になっていく

梨花はある日、「後で返せばいい」と
軽い気持ちで顧客の金を使ってしまう
そから梨花の金銭感覚は狂い始める
正義感の強い彼女がなぜ横領したのか?

お金と愛に溺れていくストーリー





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ネタバレ・感想
化粧品の立替で5万円を「借りる」から始まり
「1億円横領」へと主人公が墜ちていく
誰もが一歩間違えればありえる物語

すぐに返済するからちょっとだけ・・・
という安易な考えから一線を越える

手に入れた現実を失いたくがない為に
不正を繰り返し罪悪感が無くなる
金銭感覚もマヒしてどんどん狂っていく



「ここにいる自分は自分の一部であって
 本当の自分ではない」



という梨花の思いは誰もが感じる感情
自分らしく、イキイキと生活する事が
大切だと思いしらされる

もし、銀行で働いていなかったら
もし、夫婦生活が上手くいっていたら
もし、光太と出会わなかったら
もし、横領をしてなかったら

たらればの話になれば切りが無いが
様々な事が重なり悪い方向に話が進む

金銭感覚がおかしくなり、とうとう
顧客の定期預金を偽造していく
上司の井上と同行し顧客を訪問するシーン
偽造がバレないかとハラハラしました
心理描写が上手くて読んでいて面白かった

偽造を繰り返し罪悪感は無くなる
正常な判断も出来なくなっていく
自由を求めていたのに不自由になっていく

サブストーリーでは梨花を知る人も
お金に振り回されている
お金は人を惹きつけ、狂わせる
幸せになる為にはお金は必然だが
執着し過ぎると大切なものが見えなくなる

格差がどんどん広がっている昨今
ほんとうの幸せとは何なのかと考えた


角田光代は「八日目の蝉」以来でした
物語が映像として浮かんできます
ストーリーもリアリティがありました
他の作品も読んでみたいです

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村


woman-1006100_1280


こんな人にオススメ
・リアルな心理描写を読みたい
・感情移入する作品が好き
・やっぱりダークな雫井作品だ!



あらすじ・内容
建築家の石川一登は妻と兄妹の4人家族
平凡な暮らしをしていたのだが・・・
しかし、高校生の息子の友人が殺害され
同じ時期から息子が行方不明になる
関係者で行方不明者は3人
目撃者より逃走した犯人は2人
息子は加害者か被害者か?
息子への望みを描くサスペンスミステリー

 



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ネタバレ・感想
息子が加害者であれば犯罪者の家族として
世間から見られ今までの生活は崩壊する
被害者であれば息子は殺されている
どっちに転んでもバッドエンド
重い話だが息子の規士の安否が気になり
ページをどんどんめくってしまった

タイトルの「望み」の意味は重く
揺れ動く父母の葛藤がリアルだった

父親の立場で感情移入しながら読んだ
息子が被害者の場合、家族は救われる
息子が加害者でないと信じたい

一方、母は加害者でも生きていて欲しい
生きている事を信じ弁当の準備をする
自分が家族を支えるとい強さがあった

家族が加害者の物語はよくあるが
本作は終盤までどちらか分からない
最後は切ない結末になるが面白い作品

息子が持っていったと思われたナイフが
部屋で見つかった時、父は息子の死を確信
息子を信じる事ができなかった自分を責めた

自分の意思でナイフを置いていく判断を
した息子の規士は偉いと思った
これが息子が残した最後のメッセージに

父、母、妹の気持ちが痛い程分かり
終盤は涙が溢れた

息子の部屋でナイフを見つけた時の
父、一登の「馬鹿野郎・・・・・・」

母、貴代美の
「私は・・・・・・私は規士に助けられました」

繊細な心理描写で心を揺さぶられ
色々と考えさせらる作品でした


雫井脩介は「火の粉」以来でしたが
続きの展開が気になり一気読みしました

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村





↑このページのトップヘ