サラリーマンの読書

読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

カテゴリ: ヒューマンドラマ

republic-of-korea-4400510__480


こんな人にオススメ
・青春物が好き
・一気読みしたい
・心理描写を楽しみたい


あらすじ・内容
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」
冬休みを迎え多くが帰省していく中で
事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた
ひとけの内古い寮で4人だけの自由で
孤独な生活が始まる
そしてクリスマスイブの晩に始まった
「告白ゲーム」をきっかけに事件が起きる
やがて、それぞれが隠していた「秘密」が
明らかになってゆく
驚きと感動に満ちた7日間を描いた
ほろ苦い青春ミステリー




------------------

ネタバレ・感想
初めてこの本を読んだのは主人公たちと
同年代の時だった
大人になってから改めて読むとタイトル
が深く感じて印象的だった
どこにもないが、主人公たちの心の中に
存在する自分たちだけの場所
それが、主人公たちの「ネバーランド」で
まさに松籟館での7日間の経験だった


・美国
物語の主人公で語り部
父親の不倫相手に誘拐された過去を持ち
その影響で女性に恐怖感を抱く

・寛司
おおらかで面倒見がいい
両親の離婚問題で揺れ動く

・光浩
冷静沈着でクール
義母に強姦された過去を持つ

・統
破天荒で数学の天才
母親が自殺した過去を持つ


告白ゲームから始まった心の闇の暴露
悩みを共有する事で心から相手を理解し
互いに距離を縮めていく
同時に少年の脆さも描かれた青春物語


大人がいない寮という自由な空間
食事の買い出しや遊びやゲーム
4人での食事(未成年での飲酒)
葛藤や悩み、意見の衝突、互いの成長
全てが美しくかけがえのない経験になった


終盤の年賀状のシーンも良かった
統が美国、寛司、光浩それぞれに
買いていたのが統らしくて心が暖まった


今後4人はどうなるのか楽しみになった
美国は元カノに理由をしっかり話して
ヨリを戻すだろう
寛司は人の役に立つ仕事に就くだろう
家族思いのいい父親になりそう
光浩は会社を継いで敏腕振りを発揮する
税金対策で統のラボに出資している
統は世界中を飛び回りラボを広めている
作者には短編でいいから10年後の4人の
再会を描いて欲しい


美国たちみたいな高校生活が出来たら
楽しいだろうし一生の思い出になる
仲間と苦悩を乗り越える物語なので
読後感も爽やかでスッキリした
高校時代に戻りたいと思わせる1冊でした

heilige-birma-6227948__480


こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・U子に騙されたい
・悪女物が読みたい


あらすじ・内容
昭和63年、ゲーム賭博で荒稼ぎをした
石山詩子が現行犯逮捕された
フリーライターの蒲田は友人・寺本から
の頼みで拘置所で詩子と面会する
しかし、詩子は寺本の事など全く意に介す
様子をみせなかった
その後、蒲田は巻き込まれるように
詩子の周囲を調査し出すが・・・・・
超弩級の悪女エンターテイメント!




-------------------

ネタバレ・感想
フリーライターの蒲田はひょんな事から
詩子の調査をしていく
財界、暴力団、政界に元総理大臣まで
日本を動かす男達を手玉に取る
詩子とは一体何者なのか!?


蒲田は調査を進めるが詩子は相手に合わせ
嘘をついているので真実が分からない
音子の依頼から調査を始めたが
蒲田は次第に詩子に興味を持つ


恐ろしい女だが、人を惹きつける
金と人脈があれば何でも自由になる
あれだけ思い通りに物事が進むのは凄い
詩子にとっては真実や嘘は重要ではなく
自分にとってプラスになる人物を作る
事をゲームのように楽しんでいた
まさに「嘘も100回言えば真実になる」


詩子が蒲田を必要としたのは何故か?
宗教法人を記事にして宣伝させる為で
幸恵と合いそうと思ったからだろう
2人とも上手く使えば金になる
美奈子をホーリーハウスで雇っている
のは旦那を奪った事に対する贖罪かと
一瞬考えたが、計算高い詩子がそんな事
を思うハズがない
美奈子が美人だから宗教法人をPRする上
でメリットが有るからだろう
騙されて幸せになっている“サンプル”
として近くで観察している
やはり、楽しんでいるとしか思えるない


物事の正しさではなく、金や権力が全て
という事が作品のテーマになっている

「騙されている間が幸せだから
騙されたままでいい」

美人で頭がいい詩子が言えば格好いい
結局、何が真実で何が嘘か分からなかった

それも詩子の魅力の大きな一つだった

蒲田と幸恵の今後が気になるし
美奈子や音子、宗教法人も気になる
読者に今後を想像させる終わり方だった
ので続編が出て欲しい


幸恵視点での刑務所の話が面白かった
日本一怖い美容室には行きたくない(笑)
自分の周りに詩子がいなくてよかった

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

night-view-1342591__480



こんな人にオススメ
・婚姻の枷に悩んでる人
・リアリティな話が好き
・一気読みしたい


あらすじ・内容
ある晩、夫が急死する。これで嫁を卒業
できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を
抱えて次々と押し寄せる。愛人の発覚、
墓問題、介護の重圧・・・
自由の身のハズががんじがらめな生活
そんな夏葉子の日々を変えたのは
意外な人物と姻族関係終了届だった!?
婚姻の枷に苦しむ全ての人に贈る逆転小説!







-------------------

ネタバレ・感想
タイトルが気になり手を取った1冊
読み始めると先の展開が気になり一気読み
夫の不倫疑惑や嫁姑問題に終始すると
思いきや、夏葉子の成長の物語だった
住宅ローンが夫名義だったので◎
晴れて自由の身かと思いきや甘くない



・仏壇がある為に他人が部屋に上がりこむ
・姑は合鍵を持っていて勝手に家に入る
・夫の浮気疑惑発覚(後に違うと分かる)
・夫の親族からいいように使われる


う~ん、金銭的心配は少ないとはいえ
この状況はキツすぎる
主人公の夏葉子はストレスかかっていた
そんな中、実家の母親に愚痴を電話で
伝えたが、話の相手は父親だった!
夏葉子は実家に帰省し、父親に相談する
そこで父親が放った言葉が・・・





「夏葉子はつぶしてもいい人間なんだよ」





一瞬意味が分からなかった(?_?)

父親曰く、夏葉子は面倒見がよく、誠実、
相手の気持ちを優先してくれる
頼りになるタイプで庇護の対象じゃない
周りに便利屋のようにいいように使われる
やさしいだけではダメだという事


それから、夏葉子は「姻族関係終了届」を出し
義父母とは事実上、縁が切れる事になる
父親は長崎まで来て頼りになるし格好いい
こんな父親になりたいと思った


恋愛ネタもあって良かった
夏葉子はじゆ工藤と恋愛を楽しむ
真理描写も丁寧に描かれているので
感情移入しながら読むことができた
ヒモ体質なのと便利に使われたので
一瞬で冷め関係を終了させる
工藤を切り捨てるシーンは爽快でした!



親友の千亜紀の存在も大きい
いつも夏葉子を支えて素敵な存在
こんな友達が欲しいと思った


今後も長崎で暮らす選択した夏葉子
義実家と全く関わらない訳ではなく
適度な距離で接する事を決意する
ラストは優しい気持ちにさせてくれます
リアリティがあり面白い1冊でした

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

dolphin-1679468__480



こんな人にオススメ
・スカッとしたい
・営業職のサラリーマン
・主人公が成長する話が好き


あらすじ・内容
突然、ビール会社のエリート宣伝部から
売上最低支店に飛ばされたオレ
待っていたのは小狡い上司とだらけた空気
田舎の営業を舐めきっていたオレは
赴任早々に得意先で大失態をしてしまう
ここで結果を出さねば本社に帰れない
よし、売ってやろうじゃないか!
瀬戸内の青い空と海を舞台にした
爽やかでほろ苦い営業成長小説!





-------------------

ネタバレ・感想
大切な取引先で問題を起こし左遷された
主人公の成長を描く物語で面白かった
困難に立ち向かい乗り越えていく姿は
池井戸作品のようでスカッとした


この作品はビールメーカーの話だが
どんな会社でも上層部と現場の営業部
では意識のズレがあるので共感できた


販売に携わった事がある身としては
社内の悪い習慣や顧客からの無理な依頼
他人事とは思えず一気読みでした
一昔前の良い時代が描かれ
田舎の良さを感じて福浦に行きたくなった
主人公の上杉はお調子者たが憎めない
広島での営業経験は彼の宝になった


出てくる登場人物も魅力的で
良き上司の柴さんや黒岩社長と
一緒に働いてみたいと思った


黒岩社長の
「大人になるっていうのは
より素直になっていくこと」
という言葉が心に残った
素直になるのは簡単そうで難しい
素直な大人になりたいと思った


池井戸作品のように熱くなれる本
サクサク読めるし展開も良かった
サントリーがモデルでリアリティもあり
現場を大切にする営業マンが格好いい
客先を巻き込んで、みんなで作った
最高の『イルカビール』!!
こんなやりがいのある仕事は羨ましかった

ビールが飲みたくなる作品(笑)
爽やかな読了感で良かったです!

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

terrace-2736665__480


こんな人にオススメ
・人生を見つめ直したい
・感動する本を読みたい
・家族の暖かい話が好き


あらすじ・内容
入社1ヶ月でブラック企業を退社した直後、
田舎暮らしをしていた父の訃報を知る
電話は知らない男からだった
家族に残されてたのは丘の上にある
海の見える家
文哉は早々に遺品整理を始める
そして、父の足跡をたどると、
意外な事実を突きつけられていく
夏、豊かな自然が残る海辺の暮らしで
文哉はもう1度人生を見つめ直す
「幸せとは何か」を問いかける感動作!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ネタバレ・感想
父の訃報から物語は始まる
遺品整理をしていく内に父の生き方が
どんどん明らかになっていく


家族の知らない父が人と関わり合い
趣味を持ちながらイキイキと生活していた
文哉も最初は戸惑う事も多かったが
和海に助けられながら生活していく
無職で父も亡くなり、金も無いが
文哉もどんどんイキイキとしていく


何となくサラリーマンになり
生活していく為に好きでもない仕事をして
肩書や評価を気にして過ごす
周囲と比較され競争しながら生きる
理不尽な事も多く頑張っても
必ずしも評価される訳ではない

一方、周囲からどんな評価をされようが
自分が楽しみ、自分自身が納得する道を
選ぶ生き方もある


作中、主人公の
「自分の人生がおもしろくないなら、
なぜおもしろくしないのか。
他人にどう評価されようが、
自分で納得していない人生なんて
全く意味がない。」


という言葉が心に残った
頭では分かっていても、中々実行できない
イキイキと生きている人は輝いている
自分もいつかはイキイキと生きたい


感動するところもいくつかあり
パソコンのパスワードが163238
(ヒロミフミヤ)でデスクトップの写真は
家族で海で撮った写真だった
このシーンで涙ぐんでしまった


キレイな景色の描写も目に浮かんだ
新鮮な魚介類、サザエにビールも最高!
バーベキューでは父も喜んでくれただろう



本当の「幸せな人生」とは何なのか?
幸せは自分で決めるもの
父が最後に教えてくれた
ー人生を楽しむ努力をすることー



正直に生きることは簡単なようで難しいが
少しでも人生を面白く生きようと思った


読み終わったら心が晴れやかになり
海をみたくなりました
初読みの作家さんでしたが大満足
続編の「海が見える家 それから」も有り
是非、読んでみようと思います!

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ