サラリーマンの読書

読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

カテゴリ: ビジネス小説

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こんな人にオススメ
・スカッとしたい
・営業職のサラリーマン
・主人公が成長する話が好き


あらすじ・内容
突然、ビール会社のエリート宣伝部から
売上最低支店に飛ばされたオレ
待っていたのは小狡い上司とだらけた空気
田舎の営業を舐めきっていたオレは
赴任早々に得意先で大失態をしてしまう
ここで結果を出さねば本社に帰れない
よし、売ってやろうじゃないか!
瀬戸内の青い空と海を舞台にした
爽やかでほろ苦い営業成長小説!





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ネタバレ・感想
大切な取引先で問題を起こし左遷された
主人公の成長を描く物語で面白かった
困難に立ち向かい乗り越えていく姿は
池井戸作品のようでスカッとした


この作品はビールメーカーの話だが
どんな会社でも上層部と現場の営業部
では意識のズレがあるので共感できた


販売に携わった事がある身としては
社内の悪い習慣や顧客からの無理な依頼
他人事とは思えず一気読みでした
一昔前の良い時代が描かれ
田舎の良さを感じて福浦に行きたくなった
主人公の上杉はお調子者たが憎めない
広島での営業経験は彼の宝になった


出てくる登場人物も魅力的で
良き上司の柴さんや黒岩社長と
一緒に働いてみたいと思った


黒岩社長の
「大人になるっていうのは
より素直になっていくこと」
という言葉が心に残った
素直になるのは簡単そうで難しい
素直な大人になりたいと思った


池井戸作品のように熱くなれる本
サクサク読めるし展開も良かった
サントリーがモデルでリアリティもあり
現場を大切にする営業マンが格好いい
客先を巻き込んで、みんなで作った
最高の『イルカビール』!!
こんなやりがいのある仕事は羨ましかった

ビールが飲みたくなる作品(笑)
爽やかな読了感で良かったです!

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こんな人にオススメ
・正義感の強い主人公が好き
・会社に不満を持っている
・スッキリしたい


あらすじ・内容
大手合成繊維企業の課長・森は有望株
川井常務の経営方針を批判した事で怒りを
買い、懲戒解雇の憂き目に遭う
「もし、俺がこんな理不尽な暴力に屈して
以来退職にしろ、懲戒解雇にしろ黙って
受けていたら、両親や妻子に対して、
有人や恩師に対して顔向けできるか。
会社を相手に、たった一人の闘いが始まる!
信念を貫き通す勇気ある物語!

 


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ネタバレ・感想
昭和の雰囲気がある経済小説
接待やパワハラ、裏金作りなど自由な時代
経営方針を批判された事に対して
感情的で理不尽な人事を断行する常務
それに立ち向かうエリート社員の物語

主人公の森は技術部のエリート社員
画期的な製品を開発し社長賞を貰う程
しかし、告発文を幹部に送った事により
懲戒解雇の人事を受ける事になる
森は最終手段として会社を訴える

大企業の一課長が会社と戦う状況は
現在の社会では中々ではあり得ない
正義感が強くエネルギッシュな森
日曜日に副社長の家まで行き直談判する
自分の信念を貫いて行動する

結果的に懲戒解雇はされずに降格と
出向で済んだのは良かった
同期の仁科は自分の立場を顧みずに
森をサポートしていて感動した!



実話を元にしてありリアリティがあった
三菱油化(現:三菱マテリアル)がモデル
実際に主人公のモデルになった方は
退社後に財団(JlF )を立ち上げる
インドネシア人の日本留学を支援し、
インドネシアのエネルギー開発にも貢献
その多大な貢献によりインドネシア政府
から勲章も受賞している
一企業に留まるような人ではなかった!



現実の会社でも納得が出来ない人事や
考課がされる事が多い
実績ではなく「社内政治」をいかに上手く
やるかで評価が変わる事もある
主人公の森のように上に対しても
ハッキリと意見をするのは難しい事
少し暴走ぎみの所がある森でしたが
スッキリした気持ちになれる一冊でした

あとがきの
「どんな不条理な扱いを受けても
腐らずに再び一からやりなおせば、
新天地を切り開けるはずだ」
という所も心に残った
自分にできる事を一生懸命頑張って
仕事をしようと思いました

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こんな人にオススメ
・日々戦うサラリーマンに
・リアルな話が好き
・一気読みしたい



あらすじ・内容
大手メーカーの宣伝部副部長の広岡
ある日、左遷辞令が発表された
有能で人柄が良く同期では出世頭
だったのになぜなのか!?
自ら調査に乗り出した広岡は、
ファミリー企業に巣食う利己的な疑惑と
戊辰、足の引っ張り合いに巻き込まれる
不可解な「辞令」をモチーフに組織と
人間のあり方に迫る!
サラリーマンの人生を左右する
「辞令」に焦点をあてた傑作小説!



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ネタバレ・感想
辞令に対して奮闘するサラリーマンの話
大企業だがオーナーのでワンマン経営
会長が全ての決定権を持っている
30年以上前の作品には思えなかった
実際の会社でも不可解な辞令がある
上から好かれた者の評価が高く
ある程度実績があっても減点評価
上手く立ち回った者が出世していく


私がジュニアと同じ部署内で働いていたら
ヨイショやゴマすりをするんだろうか?
と考えながら読んだ


大企業での出世レースは足の引張り合い
広岡は人事部でも部下や同期を助けたり
尽力するが挽回できずに完結する
おそらく会社を辞めて転職しそうな感じ
続きか気になります


そして、宣伝部の前島部長が嫌すぎる
上にはペコペコしてゴマをすり
部下に対しては冷たい仕打ちをする
続編はないが、今後の展開として


広岡が子会社に出向

大きな実績を上げて部長として本社へ

会長から誤解が解け、評価が上がる

前島部長を左遷させる


半沢直樹ではないがやり返して欲しい!
最終的にはスッキリしたい

三田常務のように上にも意見できて
男気があるビジネスマンになりたい
仕事を頑張ろうと思える1冊でした

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