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こんな人にオススメ
・ホラーが好き
・一気読みしたい
・一人暮らしを始めた人


あらすじ・内容
「ここには、何かがいる・・・」
大学に受かり一人暮らしを始めた清美
彼女が選んだアパートはどこかおかしい
腐臭や部屋に残る得体の知れない足跡・・・
次々に起こる怪異が清美を追い詰める
著者の実体験も盛り込まれたリアルな恐怖
読み始めたら止まらない戦慄のホラー


 


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ネタバレ・感想
上京し念願の一人暮らしを始めた清美
節約しながらもオシャレな部屋にしよう
と試みたりと新生活に夢を抱いていた


しかし、様々な怪異が清美を襲う
腐臭や得体の知れない足跡
誰かがいたかのような床の温もり
こんな部屋は怖くて住みたく無い
自分なら引っ越しを考える


周囲に助けを求めるも、怪異や怪奇現象を
信じてくれる友人はいない
引っ越そうにも両親に無理を言って
上京しているので相談できない
誰が頼れる友人が一人でもいたら
展開も変わっていただろう
清美は次第に精神的にも肉体的にも
追い詰められて可哀想だった


終盤は現実と夢(幻覚)の境界線が曖昧に

清美は何者かに足をつかまれ
闇に引きずり込まれていく
清美を引きずり込もうとしている男の
背後には複数の男女が連なっていた!
このままでは自分も闇に呑まれて
死んでしまうと確信する清美は
逃げるのでなく、戦うと決意する


落ちる感覚と全身に痛みが駆け抜ける
気付けば清美は部屋に倒れていた
しばらくすると、部屋に女が入ってくる
女は満足そうに笑い、清美を一瞥したが
またいで部屋に踏み込んでくる
清美は憎しみで狂い女の首に手をかける
このシーンで物語は幕を閉じる




何と!清美は死んでいた((((゜д゜;))))




現実か夢(幻覚)かが曖昧なシーン
おそらく、闇に引きずり込まれて
落ちた時に死んでいた


清美は部屋に執着があり怨念が残った
清美自身が怪異になってしまうラスト
最後に部屋に入ってきた女は新しい住人
と考えらるので、この部屋は怪異は
これからもエンドレスに続く・・・


ジワジワとおかしくなる清美が怖かった
都会の冷たい人間関係も怖かった
都市伝説や世にも奇妙な物語が
好きな人にはハマる1冊です!

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