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こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・一気読みしたい
・スピード感ある話が好き



あらすじ・内容
2人の少女を惨殺した殺人鬼の命に
10億の賞金が懸けられた
いつ、どこで、誰が襲ってくるか予測が
つかない中、福岡から東京までね輸送を
命じられた5人の警察官
命を懸けて「人間の屑」の盾になることに
どんな意味があるのか?任務、正義
その狭間で男たちは別々の道を歩き出す
緊迫のエンターテイメント!





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ネタバレ・感想
まず、設定が面白い
資産家の孫が殺され、卑劣な犯罪者
である清丸に10億の値が付く
警察官でSPの銘苅は葛藤しながらも
命懸けで任務を遂行していく
 

10億の賞金が懸けられているので
いつ、誰が襲ってくるか分からない
序盤から犯罪者の清丸は命を狙われる

・匿っていた仲間
・拘置所の警察官
・運ばれた病院の看護師

警察官からも命を狙われ
仲間の中にも内通者がいて
本当に誰を信じていいか分からない
先の展開が気になり一気読み
福岡から東京までの輸送はトラブル続き


護送車での輸送(パトカー警備付)
→トラックから襲われる

航空機での輸送
→航空機に細工がされ不可

新幹線での輸送
→GPS で位置情報が漏れる


結局、移動手段を新幹線から車へ変更
タクシー運転手の助けもあり
銘苅は何とか任務を成功させる
スリリングな展開の連続で面白かった


銘苅の主観で描かれており
葛藤、正義、任務、人間らしさ等
色々と考えさせられる作品だった
なぜ犠牲を払いながらも清丸を
守らないといけないのか?
何の為に守るのか?正義とは?

・社会のルールを厳守する事
・自身の感情に素直に行動する事
・法律に従い卑劣な犯罪者を守る事
・その法律によって犯罪者を裁く事


結局、答えは作中では出なかった
疑心暗鬼の中で葛藤しながらの任務
心身共にボロボロにり揺れ動く心理
自分が銘苅ならどうしただろうか?
想像するだけでも疲れてしまう
最後まで反省しない清丸が生き残り
巻き込まれた人たちが犠牲にあうのは
スッキリしないし憤りを感じた


読みやすく緊張感やスピード感があり
作品に引きずり込まれた1冊でした


映画化もされています
銘苅・・・大沢たかお
清丸・・・藤原竜也
白岩・・・松嶋菜々子
壮大スケールのアクションに加え
大沢たかおの熱演と藤原竜也の怪演
気になる方はご覧下さい

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