サラリーマンの読書

読書好きのサラリーマンです オススメの本を紹介しています! 生活に活かせる情報も発信中(^_^)/

タグ:浦賀和宏

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・一気読みしたい
・ミステリーが好き


あらすじ・内容
ライターの銀次郎は元妻・聡美が
引き起こした医療ミス事件を探ることに
患者の女性は、自然と血が溶ける溶血を
発症し、治療の甲斐なく死亡してしまう
死因を探るうちに次々と明かされる
驚きの信実と張り巡らされた罠
はたして銀次郎は人々の深層心理に
隠された真相にたどり着けるのか!?
ノンストップ・ミステリー!


 


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ネタバレ・感想
銀次郎シリーズの第一弾
医療ミステリーで専門用語が出て難しいが
銀次郎が調べていくので知識が無くても
問題なく読み進めることができた


銀次郎は訴えられた元妻を取材する
未練たらたらの下心で調査を進めるのが
人間くさくて良かった
展開が二転三転して面白く銀次郎の
視点で一緒に真相に迫っていく


聞き込み調査でゲームセンターにいた
綿貫愛の友人・新山ミカから綿貫愛は
不倫をしていてよく出かけていたと
いう情報を得る
また、調べていくうちに綿貫愛には
妹の瞳がいること
それぞれ瞳は父親、愛は母親の連れ子
だったという事実を知る


そして、銀次郎は溶血の原因を突き止める
愛は海外からアルツハイマーの薬を購入
して注射をしていて、その副作用で
溶血していた
そのことを雑誌に書いて発表して
聡美への訴えを取り下げることに成功する


愛は不倫で出かけていたのではなく
入院する父親の元を訪れていた
愛はアルツハイマーではなかったが
瞳のフリをしながら自身に注射を打たせ
父親のリハビリをしていた


愛の友人・新山ミカは妹の瞳だったことは
違和感から推理することはできた
彼女が物語のキーになっていて
愛がアルツハイマーのリハビリの為に
ゲームセンターに連れてきていた


しかし、これだけでは終わらない
父親の綿貫圭一の元妻(瞳の母親)
自殺した母親の元夫(愛の父親)
がから事実衝撃の事実が明かされる



聡美は愛の義姉だった!



これは予測できず騙されました
タイトルの付け方も良くできている
最後までハラハラして面白く一気読み

銀次郎と一緒に踊らされました(笑)
浦賀作品のどんでん返しにやられたー
ミカが銀次郎を覚えていたことは
未来に希望が持てて嬉しかった
銀次郎もこれから頑張って欲しい
シリーズ物なので銀次郎に注目したい
作品の順番としては・・・



第二弾
「彼女のために生まれた」
銀次郎は母親を高校の同級生に殺される
母はなぜ殺されたのか真相に迫る


第三弾
「彼女の倖せを祈れない」
銀次郎の同業者・青葉が殺される
その裏には青葉が掴んだ特ダネがあった
その真相を探り調査する


第四弾
「彼女が灰になる日まで
銀次郎は長い昏睡状態から目覚める
そこは“目覚めた人は自殺する病院”だった
調べてみると実際にその事実はあった!


銀次郎ファンになった人
どんでん返しが好きな人には
どれもオススメです
気になる方は是非読んでみて下さい

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・一気読みしたい
・浦賀ワールドを楽しみたい


あらすじ・内容
治安が悪く、地獄のような街で地べたを
這いずって暮らしていると考えていた俺
は間違っていた
出会ったら命がないと言われている、
伝説の殺人鬼・奈良邦彦
本当の地獄はあいつとの出会いから始まる
彼女、そして両親をも殺されてしまう
それからも執拗に奈良に狙われ続け・・・
浦賀和宏、最後の小説!

 


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ネタバレ・感想
タイトルが目に留まり一気に読了
今回も浦賀ワールド全開だった
“川崎”をディスり、愛のあるイジリで最後
までイジリ倒していて面白かった
解説にもあったが『翔んで埼玉』ならぬ
『翔んで川崎』状態だった


どの地方でも治安が悪い事を恐れたり
その地域をバカにしたりしている
同じ田舎の中でもより田舎な場所を
バカにしたりイジったりする事もある
その土地ならではの都市伝説も存在する
本作は川崎の伝説の殺人鬼・奈良邦彦と
出会ってしまった赤星の物語だった


主人公・赤星の視点と元恋人の愛の視点が
交互に描かれている
作中にもオセロが出てくる事からも
章ごとに白、黒で分けられている
読み進めると小さな違和感を感じた
赤星から見る美咲と愛から見る美咲が
同一人物だが同じ年に思えない
時系列がズレている仕掛けは割と簡単に
見つける事が出来た(*^_^*)


しかし、浦賀作品がこんな叙述トリック
だけで終わる訳はありません
今回はどんなどんでん返しがあるのかと
構えながらページを捲る
終盤に差し掛かかると衝撃のラストが!



何と担任の後藤美咲はZ国の工作員で
赤星の周りで起こった殺人事件は赤星を
試す予行演習のプログラムだった
しかも、全て偽の“川崎”で起きていて
赤星は本当の“川崎”で本物の奈良邦彦
と戦う為にテストされていた Σ( ̄□ ̄)!
スケールがデカ過ぎて予測するのは無理
オセロのように全てをひっくり返された
推理の遥か斜め上の真相だったので
反則過ぎるし本を投げたくなった(笑)


しかも作者は本作をシリーズ化しようと
目論んでいたとの事も解説で分かる
もし、シリーズ化されていたら・・・
色々な浦賀作品に顔を出す銀ちゃんは
奈良邦彦に接触し大怪我をしているだろう
Z国の秘密を記事にして狙われていたかも
作者が亡くなっているので実現する事が
ないのが本当に寂しい
最後の作品はミステリー要素は弱いが
浦賀作品らしく予測不可能な物語だった
本作も楽しんで読む事が出来て良かった
まだまだ、読んでない作品も多いので
浦賀ワールドに騙され楽しみたい

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・どんでん返しが好き
・ミステリーが読みたい


あらすじ・内容
ミステリー作家の冴子は友人・亜美から
恋人のタケルを紹介される
第一印象からタケルに不穏な空気を感じる
冴子は一通のファンレターからタケルに
対して不審を抱き、調査を開始する
そこには数多くの死が存在していた!
その死は着実に冴子と亜美にも近づく
逆転に次ぐ逆転で覆ってゆく真相
一気読み必至のミステリー!

 

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ネタバレ・感想
安定の浦賀作品でハズレ無し
今回も終盤から結末まで怒濤の展開
冴子目線で読んでいくと逆転の連続!


ちょい売れミステリー作家・冴子と
彼女を利用し売れようとする
美人ノンフィクション作家・莉菜の話


冴子はタケルの不穏な空気から独自に
調査を始め、冴子に近づく為に亜美に
接触していると思い込み行動する
次第にタケルからの恐怖を感じて
タケルを監視する生活を送る冴子
しかし、それが裏面に出てしまう
ストーカーと認識され、タケル殺人容疑で
冴子は逮捕されてしまう(証拠までも捏造)
冴子はタケルを追っていたのに
いつの間にか自身が追い詰められてしまう
身動きが出来ない状態に驚愕(°□°;)!



この全てが莉菜が仕組んだ罠だった!
莉菜恐ろし過ぎる((((゜д゜;))))



莉菜の準備周到さと実行力は凄まじい
友人、亜美に成りすまし冴子に近づく
→タケルを利用し、上手く誘導
→タケルを殺害し罪を冴子に擦り付ける
→冴子をノンフィクション作品にする
→注目を浴びて本が飛ぶように売れる


頭が良く、たくさんの人を操っていた
もし、これが自分に起きたと思うと
冴子と同様に混乱し叫き散らすだろう
こんな人とは絶対に関わりたくない


ラストで浦賀作品でお馴染みの銀次朗登場
莉菜に疑惑を持ち調査を始める
銀ちゃん頑張ってくれ~


少しモヤモヤする終わり方でしたが
続編に「十五年後の復讐」があります
メタモルフォーゼ側の短編集で
今回の事件に関わった人の話を描き
違った視点で事件を見る事が出来ます
興味がある方はオススメです

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・一気読みしたい
・どんでん返しが好き


あらすじ・内容
婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内
衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを
作中で殺してしまう
ファンからは罵倒の嵐だったが
その中に里美の死を予知する手紙があった
送り主の神崎とは何者なのか?
本当に予知能力などあるのか?
失われれた恋人への狂おしい想いの果てに
陣内がたどり着く予測不能の真実
最後の1ページではどんでん返しが!


 


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ネタバレ・感想
里美の死を予知した手紙から物語が加速
手紙の消印は事故の数日前だった
その為、陣内は手紙の送り主・神崎に
興味を持ち接触を試みる


最初は神崎の予知に対して懐疑的だったが
他にも予知を的中させて次第に信じていく
神崎の予知能力は本物なのか?
このあたりから先が気になり一気読み


また、陣内以外の視点でも描かれている
フリーターで漫画のファンである三好
勝ち組の陣内と負け組の三好
婚約者を亡くして失意の陣内と
彼女はいるが惰性で付き合っている三好
この対比する2人の戦いも物語の軸になる


ここから物語を解説していきます
まず、手紙の消印の謎は偽造すれば可能
事故が起こった後に手紙を作成
・作成した手紙を直接を持って行く
・手紙が届くまでの郵送時間を利用


神崎のマンションで予知した事故が
起きた事で神崎が怪しいと予想できた
映画館での事故で完全に陣内は信じたが
あれも神崎が仕込んでいれば可能
(実際に映画館近くで神崎と遭遇している) 


終盤のシーンでも読み応えがあった
陣内を殺そうとする三好だったが
神崎の助けもあり防ぐ事ができた
ここで助かったと安堵するも・・・



三好と一緒に神崎の部屋を訪れていた
細野も陣内に襲いかかってくる!
この時も神崎の助けで何とか凌ぐ事に成功
日付が変わり完全に安心しきる陣内
しかし、背中に熱い違和感を感じる
何と!仲間だと思っていた神崎から
包丁で刺されてしまいます
流石に浦賀和宏は簡単には終わらせない
最後まで読者を楽しませてくれます

神崎は旧姓で陣内が過去に付き合っていた
女性の母親でした
陣内に捨てられた事が原因で自殺した娘の
復讐を実行していた((((゜д゜;))))
漫画本の裏には復讐の為の本がズラリ
神崎の執念が凄まじく怖かった
予知能力を信じさせる為に罪を犯すし
タイトル通りに壊れていた


三好も漫画のヒロインが死んだという
理由で作者を殺そうとするし壊れていた
タイトルがしっくりきました




陣内が刺されてストーリーが終わるかと
思いきや、最後に最大のどんでん返しが!

プロローグとエピローグだけが現実
で本物の予知能力者は里美でした!!


これは予測できなかった
今回も浦賀作品に騙されました
最後に里美が電話をかけたのは誰なのか?
里美は予知を回避できるのか?
今回も大満足の浦賀作品でした

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・浦賀作品が好き
・怒濤の展開を楽しみたい


あらすじ・内容
17歳の洋子は行員の佐久間と恋に落ちる
だが佐久間の仲間2人が殺害され
彼はその後、突然姿を消してしまう
洋子は佐久間を追って故郷である
東北の農村を尋ねると、かつて佐久間が
飼っていた三毛猫を発見する
村人らは佐久間はいないと口を閉ざし
洋子の監視を始める
佐久間との再会を信じる洋子を待っていた
のは、余りにも残酷な結末だった
一気読み必至のミステリー!





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ネタバレ・感想
まず、「緋い」から太陽や火を想像した
(緋色とは強い黄みの赤の事)
帯に衝撃的な結末とあり気になっていた


洋子は恋人を追って青森の農村を尋ねる
村は閉鎖的で怪しげな雰囲気・・・
洋子は佐久間の三毛猫を発見し佐久間は
村に戻っていると確信するが
村人は「この村に佐久間はいない」と言う
この村人たちは何か隠している
しかし、それが何か分からない


村人たちは何を隠しているのか?
佐久間は村に本当にいるのか?
いるなら生きているのか?


怪しげな雰囲気で謎が謎を呼び
物語に引き込まれ、ここから一気読み
浦賀作者には騙され続けているが
ここまで推理してみると


・佐久間は生きている
・事件の犯人でない
・何らか事情があり逃げている


今回も叙述トリックにやられるのかと
注意しながら読んだが、その気配は無い
後半は暴力的な描写の連続で
洋子は村人たちから無残な仕打ちを受ける
終盤にようやく洋子の父が助けにきて
村人たちを焼き殺して仕返しをする


ラストでは洋子は笹田の声を聞く
洋子の父は車を止めて周囲を見回す
洋子と笹田は再会を果たすが
父が見たものは火傷をした・・・





緋い猫 ((((゜д゜;))))





洋子は精神状態がおかしくなって
猫を笹田と感じたのか?
ミステリーからホラーに急展開(゚o゚;)
このオチは全く予想できませんでした!


1つだけモヤッとしたところは
佐久間の「死体の偽造」の謎は残されたまま
この伏線は回収して欲しかった
浦賀版のグリム童話といった作品でした

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