サラリーマンの読書

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タグ:浦賀和宏

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こんな人にオススメ
・ミステリーが好き
・騙されない自信がある
・どんでん返し物が読みたい


あらすじ・内容

平凡だが幸せな生活をしていた香奈子の
日常は、恋人・貴治が殺されたのを契機に
狂い始める・・・
同じ頃、妹の度重なる異常行動を目撃し
多重人格の疑いを強めていた根本
次々と発生する凄惨な事件が香奈子と
根本を結びつけていく
その出会いが意味するものはー。
どんでん返しミステリー!

 


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ネタバレ・感想

浦賀作品をは「眠りの牢獄」に次いで2作品目
今回は騙されないないぞ!
と意気込んで読みました(笑)




結果はというと今回も騙されました・・・




物語は多重人格の叙述ミステリー
香奈子と根本有希の視点で進行する
普通に読めば根本有希の妹、亜矢子は
多重人格で下記の3つの人格がある

①亜矢子
②由子
③殺人鬼
(殺人を犯した人格が同じ場合)


しかし、終盤に驚く事が起こる
浦賀の家で根本有希が妹を刺すシーン


根本有希の視点では
→妹の亜矢子を刺している

香奈子の視点では
香奈子が有希に刺されている!!

香奈子を刺した瞬間は何でそっち!?
頭がおかしくなって間違えたのか?
と一瞬混乱しました(゜o゜;)
もちろん間違いではありません
なんと・・・・・・・




香奈子も亜矢子の人格の1人でした!




実際の亜矢子の多重人格は
①亜矢子
②由子
③殺人鬼
④香奈子

うん、ちょっと待てよ?
由子と香奈子は会っているので
由子=香奈子はありえません
しかし、これにもトリックがありました

由子は2人いたのです!

①亜矢子の多重人格の1人である由子
②中村由子(本物の由子)

序盤から香奈子と由子が一緒にいるので
香奈子=由子はないとミスリードされます
私は完全に引っかかりました
後から読み返してもおかしな点はなく
うまく香奈子=由子を隠しています


伏線もたくさんありました
・由子が香奈子を亜矢子と間違える
・亜矢子の部屋に「笑いの報酬」があった事
・香奈子が貴治が殺されてた事を知らない

中盤に香奈子と由子が食事をするシーンでは
「あなたが今、目の前にしている彼女。
彼女が貴治を殺したとあなたは疑ってるね。
でも貴治を殺したのは私なのよ」
と答えを言っています(心の声で)
これも大きな伏線でした


物語にに登場する女性は

・亜矢子
・香奈子
・由子
・恵

タイトルである彼女は存在しないの
「彼女」とは香奈子の事でした
しっかり叙述トリックにやられ
完全に浦賀作品ファンになりました
他の作品も是非読みたいです!

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こんな人にオススメ
・騙されたい
・一気読みしたい
・ミステリーが好き


あらすじ・内容
階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明の
まま昏睡状態になってしまう
それから5年、浦賀は亜矢子の兄に
呼び出され、友人の北澤・吉野と共に
地下室に閉じ込められてしまう
解放の条件は「亜矢子を突き落とした人物が
誰なのか」の答えを出すことだった
外部で進行する「交換殺人」の本当の目的
は何なのか?
驚愕の結末は予測不可能!?



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ネタバレ・感想
この小説は浦賀と亜矢子が階段から
突き落とされるシーンから始まる
その後、亜矢子に読ませる為に書いた
小説として物語が進展していく

一方で、冴子と沙羅子の「交換殺人」も
同時進行し、どこで物語が繋がるのか
推理しながら読み進めた


物語が大きく動くのは17章から
浦賀、北澤、吉野が地下室に閉じ込められ
その内の北澤が首を吊って死体で見つかる
シーンから急展開する

亜矢子を突き落としたのは自分だという
遺書もあったので、残された2人は
北澤は責任を取って自殺したと考える


そして、衝撃的な事が起こる!
水道から水が出なくなり、浦賀は
閉じ込められた恐怖からなのか
吉野がおかしくなり、北澤の首を切り
血を飲み、肉を食っていた


怖すぎる((((゜д゜;))))
浦賀は狂った吉野と2人で嫌すぎる!
想像しただけで震えてくる


そして、もう1つ驚く事があった
刑事から救助された時の浦賀の証言

「この家の住人にーー新堂太一に
ここに閉じ込められたんです」

亜矢子の兄が新堂太一だった!!
これまで、別々の話だったのが
繋がっていく


また、18章の序盤で
北澤博は、悩み多き男だった
と書かれている

ここでようやく
北澤博=鶸千路沙羅子と分かり
北澤が立てた冴子を陥れる為の計画で
新堂太一を殺害し、遺産を手にする事が
目的だった
(自分自身を監禁しアリバイを作る)


19章でも物語は加速する
浦賀が吉野の家を訪れて
北澤を殺したのは吉野だと迫る
動機は地下室から出たいので
北澤に罪をなすりつけ殺害した

浦賀と亜矢子を突き落とした動機は
浦賀と亜矢子が女同士で交わっている
場面を目撃してしまったから
浦賀は女性だった!!
その光景を見た為に嫉妬に狂って
亜矢子を突き落としたのでした
(吉野は浦賀の事が好きだった)

完全にミスリードにやられました
浦賀が女性だと気付いたのは
修学旅行のくだりでした←遅すぎる(笑)
伏線はいくつもあったのに
全く気付きませんでした


このどんでん返しで終わるかと思ったが
まだまだありました
ここに書かれていた事は全て浦賀(女)が
書いた小説の中の内容だった!!


230ページ程でよく作り込まれ
どんでん返しの連続が凄いです!
伏線も見事に張り巡られて面白い
しっかり回収してスッキリします
大満足の1冊でした

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