サラリーマンの読書

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タグ:知念実希人

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こんな人にオススメ
・一気読みしたい
・ハラハラしたい
・どんでん返しが好き



あらすじ・内容
殺した後、一晩かけて遺体をバラバラに
する殺人気──通称「真夜中の解体魔」
婚約者を殺された救急医の秋穂は
深い悲しみを抱えながらも職場復帰した
そこに運ばれてきたのは美少年・涼介
無事、命は救うことはできたが
手術室を出た秋穂に刑事が告げる
「彼は『真夜中の解体魔』だ」と──。
涼介に復讐しようとする秋穂に
涼介は誤解だと涙ながらに訴える
無実に見える証拠を見せつけられた
秋穂はためらいながらも真犯人を探す
涼介は真犯人に操られているのか?
それとも周囲を操る冷酷な人形遣いか?
衝撃のクライマックスは驚愕必至!


   



――――――――――――――――――――――





ネタバレ・感想
二転三転する展開から目が離せず一気読み
テンポも良く読みやすかった
主人公の秋穂は心の奥底では抵抗しつつも
涼介にどんどん惹かれていく
婚約者を殺した犯人かもしれないのに
秋穂は心を許しすぎている感じがした
涼介に関わった関係者たちは口を揃えて
涼介は危険であり騙されるなと言う
明らかに怪しいが秋穂の心は揺れ動く
それほど涼介の魔性ぶらは凄い


序盤から涼介が怪しく疑っていたが
雪絵殺害時にアリバイがあることが判明
涼介意外では刑事の倉敷が怪しいと思い
読み進めたらビンゴだった
知念実希人にしてはひねりが少ない話だと
思っていたらラストで衝撃を受けた!


倉敷が犯人で一件落着した後
涼介はかつてからの夢の実現に向け
アメリカに向かう
空港まで見送りにきていた秋穂は
別れ際に涼介から封筒を受け取る
その封筒に入っていたのは・・・





秋穂の婚約者・一輝の結婚指輪!




真犯人は涼介だった((( ;゚Д゚)))
これには騙された
真夜中の解体魔の犯行は

安里千代(雪絵の母)・・・涼介
村元咲子(夫が警察官)・・涼介
荒巻一輝(秋穂の婚約者)・涼介
安里雪絵(涼介の恋人)・・自殺で解体は倉敷


秋穂は完全に涼介に操られていた
恋人を殺した犯人の命を助け
涼介の手足となって動き無罪(雪絵殺害)
の証拠まで見つけた
涼介はどこまで計算していたのか?
以前助けられた時から秋穂に目を付け
秋穂の苦しんでいる顔を見るために
秋穂の婚約者を殺す計画を立て実行した


涼介は執着した人物が絶望する姿が
この世の何よりも綺麗という歪んだ
価値観を持っていた
紅と一緒に保護施設を運営していて
良いヤツかと思っていたが・・・
その慈善活動の裏には施設に集まる
「絶望した人間」を間近で見るという
目的があったと考えられる



倉敷の執念も凄かった
いくら殺された恋人の仇とはいえ
涼介をハメる為に由絵の体を解体
記者の桐生を病院送りにしたり
涼介のアリバイ証人である黒崎まで
殺害している((゚□゚;))


秋穂の上司の矢家が格好よかった
電話ボックスのシーンが良い
一瞬、犯人なのではと疑ってしまった
矢家さんごめんなさい(笑)


一番身近な人物が信頼できる分からない
緊迫感とテンポのよい展開が面白かった
サスペンスに加えミステリー要素もあり
満足な1冊でした
美男美女が主人公なので実写化したら
絶対話題になるし映えそうだ
涼介は役は道枝駿佑(なにわ男子)
「Silent」で注目の目黒蓮(Snow Man)
若手俳優の荒木飛羽あたりが演じて欲しい

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こんな人にオススメ
・ハラハラしたい
・テンポがいい物語が好き
・クローズドサークル物が読みたい


あらすじ・内容
療養型病院に強盗犯が籠城し
自らが撃った女の子の治療を要求した
事件に巻き込まれた外科医・速見は
女を治療し病院からの脱出を試みるが
次第に病院に隠された秘密を知る──
閉ざされた病棟で繰り広げられる
究極の心理戦と衝撃の結末!
現役医師が描く一気読み必至の
本格サスペンス×医療ミステリー


    


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ネタバレ・感想
病院の当直を変わることになった速見
いつものように楽な寝当直だと思い
当直室で待機していた
しかし、看護師に呼び出される
現場に駆けつけると拳銃で撃たれた
若い女性と不審なピエロが!
冒頭から一気に作品に引き込まれた
ここからのサクサクした展開と
様々な伏線は見事で面白かった
医療ミステリーながら読みやすく
病棟を舞台にしたクローズドサークル
で先の展開が気になって一気読み


・二つ並んだ手術台
・設備が整いすぎている手術室
・不思議な記録のカルテ
・腎臓手術跡のカモフラージュ
・ピエロに呼び出される不自然さ
・何かおかしいピエロの言動

様々な伏線が物語を面白くしていく
ピエロが関与してないところで
看護師が殺害されミステリー要素も増す


病棟の秘密は違法な腎臓移植だった
死ぬまで続く透析治療
お金を出しても買いたい腎臓
医師ならではの視点が良かった
リアリティがあり実際にもありそう
と感じてしまうのが怖かった


川崎13も伏線のひとつだった
I3→アイミ→愛美→川崎まなみ

愛美は序盤から怪しい雰囲気はあったが
まさか黒幕とは思わなかった
被害者→共犯者→主犯の流れは見事
ピエロは本当にピエロでしかなかった
(ピエロが犯人で共犯者と推理していた)


・院長の田所
・先輩医師の小堺
・看護師の東野と佐々木
・愛美

タイトル通り病院を含め登場人物は
“仮面”を付けている人ばかりだった(笑)


終盤は全ての謎を解きながらラストへ
向かっていく展開はテンポが良く
爽快感があってスッキリした
速見の信念を曲げない姿が格好良かった
緊迫した状況でハラハラしたし
謎解きゲームのような楽しさもある
大満足な1冊でした
今後の愛美が気になる終わり方だった
愛美目線の続編を是非書いて欲しい

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